フジテレビで、1981~89年にかけて土曜8時に放送されていた、伝説のお笑い番組。故・横澤プロデューサーの発明の一つ。ビートたけし、明石家さんま、島田紳助、山田邦子、片岡鶴太郎、コント赤信号(ラサール石井、渡辺正行ら)、ヒップアップなどがレギュラーで、一時期は高田純次やたけし軍団、村上ショージなども出演していた。
TBS系の裏番組『8時だョ!全員集合』『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』と熾烈な視聴率闘いを演じたことは有名で、『土8戦争』と言われている。全員集合側が『やりたいことをやり尽くした』という要因があったものの、1985年に事実上『全員集合』を放送終了に追い込んだ。しかしその後、ビートたけしのフライデー襲撃事件による謹慎を機に人気に陰りが見え始めたところを、全員集合の後番組として始まった『加トケン』の返り討ちにあい、1989年に放送終了となった。
しかし、ひょうきん族の終了とほぼ同時期に、ひょうきんディレクターズの1人であった佐藤義和がプロデューサーとなって手掛けた『夢で逢えたら』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『ダウンタウンのごっつええ感じ』などの番組にそのDNAは引き継がれたほか、ナインティナインやとんねるず、爆笑問題などの番組にも多大な影響を与えている。
主なコーナーに「タケちゃんマン」「ひょうきんベストテン」「ひょうきん絵描き歌」「ラブユー貧乏」「かまへんライダー」「ひょうきん懺悔室」などがある。