概要
CV:野沢雅子
ポケモン劇場版シリーズ第21作『みんなの物語』に登場する人物で、本作のキーパーソンの1人。
フウラシティに住む頑固者かつポケモン嫌いのおばあさんで、子供たちから恐れられている。
一方で面倒見は良かったりお年寄りゆえ若い者が持たない知識が豊富だったりする。ただし体力はあまり無い。
風祭りの際何らかの書類をトリトの研究所に届けるが、あまいかおりの成分を使った薬品を誤って浴びてしまい以降ポケモンから付きまとわれる羽目になった。
なんとかしてもらうため研究所を再度訪れるも、ちょうど研究発表があったのと運悪く泥棒騒ぎが発生しそのままあれよあれよとフウラシティ最大の危機に巻き込まれていく。
つきまとったポケモン
最初につきまとい始めたポケモンたち。
やんちゃで自宅内の小物を触りだしたため止められる。
一晩経過した後何故かヒスイのそばにいた。
3日目に自宅の窓の下にいた。
ほぼ全シーンで真顔を貫くその姿は実にシュール。
最後に加わったポケモン。
本当にどこから現れたのだろうか……。
余談
ヒスイの声を演じた野沢雅子は本作以前にも『ピカチュウたんけんたい』のエレキッドや『アドバンスジェネレーション』のマサムネの声を演じている。
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機密的なネタバレ
彼女がこうまでしてポケモン嫌いなのかは50年前の火災に起因する。彼女は元々老朽化した風力発電所の技術者であったが、パートナーのブルーが機械の中枢であるレバーを彼女の代わりに取りに行くものの、火災に巻き込まれそれを託して失う過去があった。その心の傷が余りにも大きく、何時しかポケモンが自分の側に居れば何れ再び失うと極端に恐れたからである。
だが、試作薬の猛威だけでなく火災も発生し、再び忌まわしい記憶も蘇ってしまうものの、ブルーの魂は肉体を失った後も彼女の周囲にあり続けていた事を知る。サトシの『オレ達にはポケモンがいる』の言葉の意味が過ぎり、今自分達に出来うる行為は何なのかを確認した上で目前の旧発電施設へ行く手段をポケモン達の力を借りる事で奔走する。
収束後は以前のポケモン嫌いを克服出来たのか、付いて来たポケモン達を帰宅に住まわせ寝食を共にしている様子である。