「ここは、ギャングラーの世界だよ!」
概要
名探偵のエルロック・ショルメを抹殺しようと目論むギャングラー怪人。
エルロック来日に際して、男性マスコミ記者の化けの皮を被り密かにエルロックを狙っていたが、行動の不審さをエルロックに看破された上に、ルパンレンジャーに化けの皮を剥され早々に正体が露見してしまった。
大きなヒゲを蓄えた様な顔立ちで全身を強固な外装で固めた容姿を持っている。胸部の外装は鼻先に角の生えた動物の顔のようで、両足は非対称で左脚は怪獣の足を彷彿とさせる形状である。
左手に装備した巨大な盾で敵の攻撃を凌ぎつつ、ワインボトル型のリボルバー銃で攻撃するカウンター戦法で戦う。
更にルパンコレクションの力で腹部(顔の口の部分)から蔦を伸ばして対象を捕らえる事が可能。ただし前述の戦法上、自身はあまり動かず敵を引き寄せる事からコレクションの力を使う頻度は低い。
ルパンコレクションを納める金庫は左脚にあり、暗証番号は「812」。
戦いの最中ルパンレッドとパトレン1号をギャングラーの世界に連れ去ってしまう。
以降は映画のネタバレ注意
実はギャングラー怪人の一人でもあるエルロックの相棒であり、彼からは『君』付けで呼ばれている。
当然前述のやり取りは口裏を合わせた演技であり、真の目的であるルパンレンジャーとパトレンジャーの2戦隊を一網打尽にして全滅させる為の下準備である。
本性を現したエルロックとのコンビネーションが戦闘での最大の持ち味であり、彼が生み出す鬼火のエネルギーを銃にチャージ、より強力な銃撃を放つ事も可能。
余談
名前がファーストネームのみの初のギャングラー怪人で、これはアルセーヌ・ルパンシリーズに登場する同名キャラクターの名をそのまま引用している為である。
ギャングラー共通の骨の意匠は頭頂部にある。
動物モチーフは一見サイのように見えるが、実際はタヌキである。武器である盾と銃も信楽焼の狸の置物が持っている大福帳と徳利である。また、頭頂部の緑色は狸が化けるときに使うという葉っぱである。
さらに胴体をよく見ると探偵服によく描かれるチェック模様を彷彿させる意匠があり、その名前と共に謎のギャングラー怪人=エルロックと関連性がある事が分かる。
声を演じる茶風林氏は『天装戦隊ゴセイジャー』のブロブの膜イン以来、8年ぶりの出演。また映画版のゲストではあるが、一般格の戦隊怪人を演じるのは今回が初。
ルパンコレクションのモチーフは星獣戦隊ギンガマンのギンガブレスと推測されている。なおギンガマンの敵役である宇宙海賊バルバンの幹部の一人、樽学者ブクラテスは茶風林氏が戦隊シリーズで初めて演じたキャラである。
スーツは『快盗戦隊ルパンレンジャー+警察戦隊パトレンジャー ~究極の変合体!~』に登場するマグーダ・ポーンに酷似しており、後にリペイントされた物と思われる。
関連タグ
快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー en_film
ギャングラー ギャングラー怪人 エルロック・ショルメ(ルパンvsパトレン)
目暮警部:声の人の代表役である、長期連載探偵漫画の登場人物。
探偵の協力者でもある刑事で、ウィルソンに対し皮肉を含んだ立ち位置にいる。