日本のアニメーション監督、脚本家。
経歴
1960年生大阪府枚方市出身、日本大学芸術学部映画学科卒業。
高校時代から自主制作アニメーションを手掛けており、大学在学中に、特別講師を務めていた宮崎駿の目に留まり、「名探偵ホームズ」のサブライターとしてデビューする。脚本、演出として多数の作品に参加し、後に自らTVや映画アニメ作品を監督する。
もともと『魔女の宅急便」は、片渕が中心となって立ち上げた企画であり、当初は片渕が監督を務める予定であった。
しかし、この作品に興味を持った宮崎が途中から横槍を入れてくるようになったため、これに嫌気のさした片渕は監督の座を投げ出し、演出補としてサポートに回った。
人物
かなりシャイな性格で、人と目を合わせるのが苦手。その割にインタビューなどはよく受け、舞台挨拶に立つことも多い。
ディープな軍事マニアであり、宮崎駿に識見を認められた同業界では数少ない人物の一人。特に軍用機に造詣が深く、航空塗料の専門研究者としての著作もある。
それがあってか、エースコンバットシリーズ最新作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』の脚本を担当。
ほかに、エースコンバット4のゲーム内ムービー監督・脚本&エースコンバット5の脚本も担当。
監督作品
TVアニメ
- The Blinkins
- 世界名作劇場 名犬ラッシー
- BLACKLAGOON(全話脚本も兼任)
映画
- この星の上に
- アリーテ姫(脚本兼任)
- マイマイ新子と千年の魔法(脚本兼任)
- この世界の片隅に(脚本、音響監督も兼任)