そして、彼女は、暗闇の中で目が覚めた
「ゲームを開始する任意のキーを押してください。」
概要
中国語表記「艾希」
X.D. Network社が発売した、スタイリッシュアクションゲーム。
Steam/PS4/Switchなどで配信中。全プラットホーム累計販売数は200万を超える。
キャッチコピーは、メタ視点のナレーションが笑いを誘う、第四の壁をぶち壊せであり、その通りにメタ発言が多い
登場人物
主人公サイド
ICEY(CV:降幡愛)
本作の主人公。記憶も過去も存在しない。全身を見ても肌色があるのは顔と太ももだけであり、それ以外はぴっちりスーツのようなものなのか、そもそも肌が顔と太もも以外存在しないのかは不明。
他のゲーム会社のサイボーグのように刀で攻撃したり、敵からエネルギーを奪ったり、高速で移動したりすることができる。
機動戦隊アイアンサーガにもコラボで出演しており、胸が大きく描かれている。全体を詳しく見れる貴重なサンプル
アイアンサーガにおける好物は「エネルギーストーン」
あるイベントを迎えると体力ゲージの名前が「UCEY」になる。
彼女の近くに名称不明のドローンが飛んでいる。
ナビゲーター(CV:下野紘)
本作で一番喋るキャラ。というかほとんどコイツしか喋らない。
名前の通り、プレイヤー=ICEYをナビゲートするが、従う必要はなく、むしろナレーターの嫌がることをすることができる。その場合、渾身のキレ芸や、苦労語りなどは一見の価値あり。むしろそれが主目的とすら言える。
本作の製作者らしいが、手を抜いていたり、不必要な道を残していたりなど、よくわからない部分が多い。
ICEYを別の場所に移動させたり、新しいエリアを作って宝箱を配置することもできる。ある行動をすると、ナレーターが拾ってきたゲームを遊べる。
下野紘氏は過去にゲームを熱く語る少年を演じたことがある。またナレーターは制作者なので神のみぞ知るセカイを知っているかもしれない。
敵サイド
Judas(ユダ)
中国語表記:猶大/犹大
今作のラスボスであり、ICEYが抹殺する対象。
世界を破滅に追い込んだ元凶であり、世界各地に爪痕が残っている。
ICEYがカプセルの中で眠りについているシーンでナビゲーターがユダの説明しているときにアンクル・サムのポーズをしたユダが一瞬だけ登場する。ゲームの背景のいたるところにアンクル・サムのポスターが貼られており、forの後ろが「Judas」になっている。
これまで戦ってきたボスの特徴が合わさったような蜘蛛の姿と男性が逆さ吊りになっているのが特徴。
体力ゲージが5本ある。ゲージが1本減らしとどめを刺すときにユダの攻撃用の脚を1本切断する。攻撃用の脚がなくなると本体にオーバーロードで宙づりの男性を攻撃して抹殺する。
倒すと「逆さ吊りのユダ」の実績が解除される。
「ユダはるか昔に最後の苦しみを放棄した。塔の頂に逆さ吊りにされた後は、それでも悠然と昇る黒い星を見ていた。」
Dahal(ダハール)
中国語表記:達哈爾/达哈尔
斬撃と銃を装着した腕と背中のリングが特徴のボス。
迷いの森で出会う。チュートリアルの時は倒すとICEYを橋ごと破壊する。
ナレーターがナビゲートしてゲームを進めるとダハールがいた場所は橋がなくなり、下の下水道に進むことになる。ちなみに崖を超えるとトールの残骸があり、奥に進むとコスモシティにショートカットができる。
時計塔6階で再戦するが、とある場所でのICEYの行動によって対応が変わる。
ナレーターは「彼女」と呼ぶのでおそらく女性。
倒すと「ダハールの苦悩」の実績が解除される。
「仮想の世界でしかできないこと--二人の記憶を交換する--そうしてダハールは壊れた」
Gorger(ゴージャー)
中国語表記:暴食/暴食
地下水道に潜む卵型のボス。背中に歯車がある。
腕のこぎりで襲ってきたり、腹部の大きな口で捕食したりする。
ショートカットでボス戦を無視できるが、雑魚キャラとして登場する。
ボスの中国語表記は基本外国語の発音に合わせているが、ゴージャーは名前の意味と特徴が一致している。
倒すと「ゴージャーの麻痺」の実績が解除される。
「ユダに自我を差し出し、麻痺してしまったその心ではもう何も考えることができない」
Thor(トール)
中国語表記:托爾/托尔
コスモシティにあるゲートの制御室に潜む大型のボス。
ハンマーやミサイルで攻撃してくる。範囲が広いので、逃げ遅れでダメージを受けるしまう。
雑魚キャラで登場し、武器や色が違うトールも存在する。
倒すと「トールの忠義」の実績が解除される。
閉じられたコスモゲートを開けるためにトールを倒す必要があるが、実はダッシュの連続で閉まるゲートを通り抜けることができる。その場合、「ゲートが閉じる前に」の実績が解除される。
「ユダの本当の目的を知っても、喜んで自我を差し出す者もいた。トールは自我を引き裂き、ユダに差し出した」
Puck(パーク)
中国語表記:帕克/帕克
地下鉄の入り口に潜む丸い胴体を抱えた4本脚の蜘蛛形ボス。
自身と同じ姿の小型モンスターを呼びよせ、集団でICEYを追い詰める。
足で叩きつける攻撃を仕掛ける。
倒すと「パークの失意」の実績が解除される。
「「父」であるユダのもくろみを知り、パークは思考することを放棄した。失意のパークは漆黒の地下鉄の暗がりに身を潜めた」
Carlos(カルロス)
中国語表記:卡洛斯/卡洛斯
ゴージャーに似ているボス。地下鉄に潜んでいる。
ゴージャーと違いこっちは足で攻撃する。
カルロスはボスの中で唯一フィールドの姿が横向き、アイコンが前向きと違うモンスター。
倒すと「カルロスの野心」の実績が解除される。
「カルロスは時の円環の中で自我を差し出し続けることに嫌気がさし、神子に変わってすべての自我を手に入れることを心に決めた」
Jack(ジャック)
中国語表記:傑克/杰克
木偶シアターに潜むボス。
猫背の赤と黒のサイボーグのような姿をしており、足はハイヒールのような形状をしている。
他のゲームの体をバラバラにして戦うサイボーグに似ている。また戦い方と見た目から下品なアメリカンヒーローにも似ている。
ナビゲーターに逆らわないと出会えないためストーリーモードは必ず倒す必要がない。
ICEYと同じ体格で銃や素早い蹴り技で襲い掛かる上ダメージが大きい。
更に当たり判定が他のボスと比べて小さいので、攻防ともに苦戦を強いられることになる。
倒すと「ジャックの信仰」の実績が解除される。
木偶シアターは他のステージよりも実績を解除する条件が多い。
「ジャックの信仰心は永劫変わらない。しかし、すでに見放されてしまった彼は神子に触れることもできないだろう」
Ideon(イデオン)
中国語表記:伊汀/伊汀
時計塔1階に潜むボス。
脚のない巨人のような姿をしていて、宙吊りになっている。
某ジムリーダーのようなポーズで肩からレーザーを放ったり、巨大な腕を叩きつけたりしてICEYを排除する。レーザーは画面全体を薙ぎ払う様に放つ場合があるので、シャドーブレードで攻撃するかジャンプしてうまく避けないと無傷で戦うことは難しくなる。
こいつだけ体力ゲージが一本しかない。他は2本ある。
イデオンという名のロボットだが、こっちのイデオンとは関係ない。
倒すと「イデの摩耗」の実績が解除される。
称号では「イデ」だが、ユダを倒した後のエンディングでは「イデオン」と表示されている。
「イデの自我は時の円環の中で摩耗し、その巨体はユダに操られるだけの抜け殻となった」
Trinity(トリニティ)
中国語表記:崔妮蒂/崔妮蒂
時計塔6階に潜んでいる。
下半身は三角形の機械になっているが、上半身はよく見ると人間の女性のような姿をしている。ナレーター曰く女性。
遭遇するときには弱っているので、一発の攻撃で死ぬ。
トリニティを倒さずに進むことが可能。
倒すと「トリニティの妨害」と「トリニティの自我」の実績が解除される。
「トリニティは時の円環を破壊することができなかった。彼女は永遠に繰り返しの始まりを止められない」
「トリニティは記憶が差し替わっても、神子の誕生を阻止しようとした。それが徒労であるにも関わらず」
外部リンク
関連イラスト
関連タグ
Steam PS4 iOS Android ニンテンドーSWITCH メタ発言
中国製のゲーム繋がり
以下ネタバレ注意。
ネタバレ
「ありがとう」
ステージ選択画面で「神の御名」を選択して「90億の神の御名」の実績解除または???の暗号解読で出たパスワードを入力するとトゥルーエンドを見ることができる。
ナビゲーターが自分は開発者ではなくゲームだけの存在であることを知り自分を取り戻すためゲーム世界を乗っ取る。
ICEYを破壊すべくプレイヤーのコントロールを奪い、ICEYを窮地に追い込むのだが、ICEYが突然プレーヤーなしに動き出す。
ナビゲーターは突然のことに動揺するが、これはICEYに自我を芽生え自らの意思で動いたからである。
ナビゲーターの妨害を振り払いプレイヤーにこれまでの思いを告白するのであった。
ICEYはストーリー上では話さないが、降幡愛の声でしゃべるのはこのシーンだけなので、実績集めを頑張る価値はある。この出来事で「またあなたと」という称号が手に入る。
このシーンは一つのデータにつき一回だけなので、もう一度見るにはデータを消さなければならない。