サービス概要
1996年にパーフェクTV!として放送開始。以後スカイパーフェクTV!を経て現在に至る(英語表記はスカイパーフェクTV!時代からのSKY PerfecTV!を引き続き使用)。
2016年現在、ケーブルテレビやIP放送向けにチャンネル供給を行う他、自前でも以下三系統のサービス展開を行う。
スカパー!(標準サービス)
BSデジタル及び東経110度CSデジタル放送のプラットフォーム 。旧称スカパー!e2。
対応機材の種類が最も豊富で、アンテナに関しては正式対応ではないアナログ時代の製品であっても一部CSチャンネルが受信できる場合もあり、敷居は最も低い。
一方でプレミアム系サービスと比較するとチャンネル数が少なく。(72ch)尚且つ、一部のチャンネル(13ch)は非HDである。(これでも減った方で、一部チャンネルのBS移行、HDチャンネルの帯域削減などの涙ぐましい努力が伺える。)
また、アダルトチャンネルやPPVは放送されていない。一部R-18指定の作品を放送するチャンネルは該当作品の差し替えで対応している。
スカパー!プレミアムサービス
東経124・128度CSデジタル放送のプラットフォーム。かつてはこちらが単にスカパー!と呼ばれていた。
全チャンネルがHD化されているが、専用のパラボラアンテナとチューナーを必要とし、且つ機材の選択肢が狭いのが難点。(アンテナはスカパー!サイトでBS・CS共用のマルチアンテナが発売されている)
加えて、二系統の衛星と二種類の偏波を切り替えて受信する構造の為、普通に量販店で売られている部材では分配できない(amazon等で売られている特殊な装置が必要)。
スカパー!プレミアムサービス光
主にNTT東日本・西日本が展開する光ファイバー網フレッツ光向けのデジタル有線放送プラットフォーム。旧称スカパー!光。
基本的に衛星版プレミアムサービスに準じるが、チューナーは全く別方式のものを必要とし、且つ衛星版以上に選択肢が狭い。
しかし最大のネックは、光回線加入だけではなくフレッツ・テレビのサービスエリア内である事が必須の為、未だ利用不可能な地域が多いという事である。
また、帯域の関係上、一部配信されていないチャンネルが存在する。(こちらは同じく配信されているスカパー!で解決可能)
だが、根本的なシステムはいわばケーブルテレビと同じなので、配線とチューナーさえ用意すれば、家中どこでも視聴可能というメリットも存在する。
会社概要
ここでは主に法人格に関わる動きを抜粋する。
1985年 | 日本通信衛星企画株式会社(JCS)、宇宙通信株式会社(SCC)、株式会社サテライトジャパン(SJ)設立 |
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1993年8月 | JCS、SJを吸収合併し、株式会社日本サテライトシステムズ(JSS)へ商号変更 |
1994年11月 | 株式会社ディーエムシー企画(DMC)設立 |
1995年 | DMC、株式会社ディーエムシー(7月)→日本デジタル放送サービス株式会社(JDBS、9月)へ商号変更 |
1996年9月 | JDBS、「パーフェクTV!」サービス開始 |
12月 | ジェイ・スカイ・ビー株式会社(JSkyB)設立 |
1998年4月 | JDBSとJSkyB、対等合併に先立ちサービス統合。プラットフォーム名を「スカイパーフェクTV!」(現「スカパー!プレミアムサービス」)とし、暫定的にJDBS側を「パーフェクTV!」、JSkyB側を「SKYサービス」と呼称 |
5月 | JDBSとJSkyB、前者を存続会社として合併 |
2000年6月 | JDBS、株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(SP)へ商号変更 |
8月 | JSS、ジェイサット株式会社(JSAT)へ商号変更 |
11月 | 株式会社ワン・テン(1-10)企画設立 |
2001年5月 | 1-10、株式会社プラット・ワン(P1)へ商号変更 |
2002年3月 | 東経110度CS放送として、P1「プラット・ワン」(4月より本放送)及び、SP「スカイパーフェクTV!2」(7月より本放送)がプレスタート |
2003年6月 | SP、子会社として株式会社オプティキャスト(OC)設立。NTT東日本・西日本のフレッツ光加入者向けに光伝送配信サービス「オプティキャスト」(現「プレミアムサービス光」)開始 |
2004年3月 | SPとP1、前者を存続会社として合併。両者の東経110度CSプラットフォームが統合され、「スカイパーフェクTV!110」(後に「スカパー!e2」、現「スカパー!」)となる |
2007年4月 | JSAT、SPとの株式移転によりスカパーJSAT株式会社(SJS)を設立、その子会社となる |
2008年3月 | SJSがSCCの発行済株式97%を取得、連結子会社とする |
6月 | SJS、株式会社スカパーJSATホールディングス(SJH)へ商号変更 |
10月 | SJHがSCCの株式を完全取得。完全子会社化すると共にJSAT及びSPと合併させ、新会社をスカパーJSAT株式会社へ商号変更(2代目となる) |
2014年4月 | SP、OCを合併。有線一般放送事業者を継承 |
BSスカパー!
主なプラットフォーム別チャンネル番号
概要
2011年10月より放送開始。
当初、プレミアムサービスにおいてはスカチャン5枠でのサイマル放送扱いであったが、2014年10月より正式にチャンネル名を変更。CS波での放送でありながらBS~の名が冠される、という珍しい事態となった。
スカパー!各チャンネルのショーケース的な役割も果たしているが、実際は…
- 競合2社の製品・サービスをガチンコ勝負させる『モノクラ~ベ』
- ディープ過ぎる世界の体験者だらけを集めたクイズ『ダラケ!』
等の地上波では実現困難なバラエティや、Pixiv民にもお馴染みであろう『アカギ~闇に降り立った天才~』『ひぐらしのなく頃に』『弱虫ペダル』他の実写版ドラマ等、オリジナル番組が充実している。
これには当チャンネルが建前上無料ではあるが、実態は有料放送契約者に対し、「おまけ」の形で提供(=単独試聴不可)されている事も関係しているようである。
つまりCM広告料ではなく視聴料をベースに運営されている為、スポンサーの顔色を窺う必要性が薄い、という環境が自由度の高い番組作りに繋がっていると思われる。
関連タグ
独立記事の存在するチャンネル
チャンネルNECO ディスカバリーチャンネル ディズニーチャンネル ディズニーXD テレ朝チャンネル
※BSでは独自放送だが、CSはプレミアムサービスに参加