この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……
このあじはうそをついてるあじだぜ
顔の皮膚を見るとわかるんだ 「汗」とかでテカるだろ?
その感じで見分けるんだ………「汗の味」をなめればもっと 確実にわかるかな
概要
「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」に登場するブローノ・ブチャラティのセリフ。
劇画調で描かれたキャラクターが、真剣な表情で見知らぬ同性の顔を舐めるというあまりにシュールな光景からブチャラティの代名詞的シーンとなった。このシーンのせいでジョジョをよく知らない層でもブチャラティ(と名前を呼ばれていたジョルノ・ジョバァーナ)は知っているという人は少なくない。
ジョジョでもひたすらパロやトレスの対象にされやすいコマである。特に名探偵コナン発祥の青酸カリネタ、けいおん!の二次ネタ発祥のあずにゃんペロペロ(^ω^)が定着するようになってからは…
原作での登場は「ブチャラティがくる その①」で、ブチャラティの初登場回である。
この話自体も5部開始から4話目とかなり早いタイミングになる。実際アニメ版では1話から登場した。
すっかりブチャラティ=相手の顔を舐めて嘘を見抜く人が定着してしまったが、実は相手の嘘を汗で判断したのはこれっきりで、今後の本編で重要になるのは「ウソを見抜く特技のほかにできる本来の能力」の方である。
元ネタ原型
ゴゴゴゴゴ
ブチャラティ「『おまえに質問する』………『空港で』『涙目のルカ』に会わなかったかい?」
ゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴ
ジョルノ「いいえ………知りません…………『涙目のルカ』………………なんて人は……」
ブチャラティ「汗をかかないね………………よし 信じよう……質問は以上だ……じゃましたな……ジョルノ・ジョバァーナ」
涙目のルカに重傷を負わせた犯人を探るため、ジョルノに接近したブチャラティ。
ブチャラティは冒頭のように「汗で相手の嘘を見分けられる特技」を打ち明けた後、ジョルノに空港でルカに会ったかどうかを問いただすも、汗ひとつかかず否定され嘘の気配を感じ取れなかった。
ブチャラティは去るが、その後ジョルノは左手に妙な感触があることに気付く。手を開くと
ド ン
ジョルノ「な!?(何だ……これは!?て……「手」は握っていたのに…!!)」
ド ド ド ド ド ド ド
ブチャラティ「『ルカの右目』だぜ……汗をかいたな…どうせ意識がねえんだから持って来たんだ」
実はブチャラティは一旦引き上げる振りをして、瞬時にスタンド能力でジョルノの手にルカの目玉を握らせていた。ジョルノを動揺させ汗をかかせるためである。ルカはすでにボスに処刑されていたのだ。
そして空いた窓からジョルノの汗を舐め取り、お馴染みのあのシーンに続く。
ベロンッ
ブチャラティ「この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……ジョルノ・ジョバァーナ!」
こうしてブチャラティのジョルノへの質問は『拷問』へと変わる事になる…
…握っていた掌の中に他人の目玉がいつの間にか入っていたら誰だって驚くとか言ってはいけない。
余談
2018年10月6日のTOKYOMXでの最速放送ではこのシーンが流れ1話が終わった後、ソーシャルゲーム「スターダストシューターズ」のCMが流れたのだが…
ジョルノ「ん?な!?(何だ……これは!?(手にスターダストシューターズのスマホ)」
ブチャラティ「『スターダストシューターズだぜ』……お前にも遊んでほしいから持ってきたんだ」
ベロンッ
ブチャラティ「この味は!………早く遊びたいという味だぜ……」
まさにここぞとばかりに改変バージョンが登場し、本家を目にしたばかりの視聴者を腹筋崩壊させた。