フランドール・スカーレットとは「東方Project」に登場するキャラクター。
タグは名前のみのフランドールが多い(フランでは他のタグと競合する)。
概要
レミリア・スカーレットの妹で、同じく吸血鬼にして魔法少女。
少なくとも495年以上生きているが、人生の大半を紅魔館の地下室で幽閉されて、もしくは引篭もって過ごしていたと思われる。
その箱入り娘っぷりは食用に加工された人間以外の人間を見たことがないという程。
少々気がふれており、そのため生きてきた時間のほとんどを地下室に幽閉されて過ごしていた。
また、彼女自身も外に出る気がなかった。
だが紅霧異変後は外界に興味をもったのか屋敷内を出歩いている姿が目撃されている。
また『東方文花帖(書籍)』では、屋敷のすぐ傍ながらも屋敷外にいる挿絵がある。
容姿
10才前後の幼女。
身長は10代前半の人間だとしたらかなり低い部類に入る(人間ではないが)。
金髪をサイドテールにまとめ、その上に所謂ZUN帽と呼ばれる独特な帽子を被っている。
服装は真紅を基調としており、半袖でミニスカートを着用。
またその背中からは姉とは違った、非常に特徴的な七色に光る羽を持っている。
性格
「一緒に遊んでくれるのかしら?」と魔理沙に尋ね、魔理沙が「いくら出す?」と返した所「コインいっこ」と返答したり、弾幕戦でU.N.オーエンの作品を再現しようとする等の行動が見られる。
また姉を倒した主人公達に興味津々だったりと、少なくとも大人っぽい落ち着きとは無縁の少女である。
参考資料「東方紅魔郷セリフ集フランドール戦直前」
少々気がふれていて、通常は表に出してももらえません。出ようともしません。
普段はあまり怒ったりしないのですが、常におかしいので他人には良く分かりません。
(『東方紅魔郷』のread.txtにある「3.キャラクタについて裏一言」から)
情緒不安定なので、通常は館の外に出してもらえない。
(『東方文花帖』のp52~53から)
『紅魔郷』に登場した際は、レミリアに懐いており偉大な姉として尊敬しているように描写される一方、『文花帖(書籍)』では陰で「アイツ」呼ばわりしている。
(姉からどう思われているかは殆ど描写が無いが、『永夜抄』にて上白沢慧音をフランドールの家庭教師にするのはどうかというやり取りがある)
備考
上記の発狂設定に関しては原作の方でも曖昧化している。
初出の『紅魔郷』では気が触れていると明言されていた。だが後の『東方求聞史紀』では「情緒不安定」と緩和されていたりと、発狂設定が形骸化している節がある。
能力
「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」
全ての物質には緊張していて力を加えると簡単に壊す事が出来る「目」があり、そこを攻撃することであらゆるものを破壊することができる。
彼女の右手の上には全ての物の「目」があり、手を握り締めて「目」を壊すことで無条件に対象を壊すことができる。
本人曰く「きゅっとしてドカーン」。
巨大流れ星空中爆発
隕石衝突の危機を回避
隕石が予定されていたって事?そんな事ある訳がないじゃない。それはあいつの口癖よ
人為的な隕石という証拠にほら、この隕石の欠片見て御覧なさい。呪文でびっしりでしょう?
(『東方文花帖』第百二十季 弥生の四より)
威力が強すぎるためか、はたまた姉に禁止されているのか、滅多に使われることはない。
レミリアをお姉様と慕うも、その歯止めの効かない破壊力は、遥かにお姉様を凌ぎます。
(東方紅魔郷read.txtより)
身体能力(吸血鬼全体)
ただし稗田阿求の独白や格妖怪に妖怪達が「もっと強そうに書いて」
などと介入がなどがる、東方求聞史紀では妖怪の強さが実際より誇張されている。
その他
・彼女のスペルカードである禁忌「レーヴァテイン」がかなり有名。
このスペルは見た目から巨大な炎を放つ枝状の剣として描写されていることが多く、 彼女のイラストにはその剣を持ったものが多い。
・「東方紅魔郷おまけ.txt」によれば「魔法少女」という設定があるが、二次創作でそれが見られるのは稀。
二次創作設定
性格
原作同様の性格が描写されることもあれば、495年の殆どを外界と隔絶して過ごしていたために幼い、善悪の区別が曖昧、好奇心旺盛、子供っぽく悪戯好き、純粋で我侭等のように扱われることがある。
人物関係
基本的に閉じ篭っているため、公式な人物関係は姉を除いてほとんど存在しない。(「食用に加工された人間以外の人間を見たことがない」という台詞から、十六夜咲夜とも面識がなかったと思われる。)
だが主人公たちと遭遇することにより、人間に興味を持ったらしい。
二次創作においては特に主人公である霧雨魔理沙を気に入っており、フラマリ・マリフラというジャンルが存在する。
また姉のレミリアに咲夜がいるのに対し、もう一人の部下である紅美鈴との組み合わせ(メイフラ)も有名である。
一応、姉との組み合わせ(レミフラ)もある。
その人物関係は紅魔館の中だけで完結され気味。
『紅魔郷』では巫女にも興味をもったようだが、二次においては扱われること自体が稀である。
関連イラスト