概要
恵比須 清司によるライトノベル作品でレーベルは富士見書房(KADOKAWA)ファンタジア文庫。キャッチコピーは「不器用な兄妹がラノベで繋がるラブコメディ」。既刊7巻+短編集1巻。
あらすじ
ラノベ作家を目指している普通の高校生永見祐は、ある日、妹である涼花が書いた「お兄ちゃんが好きすぎて困ってしまう妹の物語です。」がラノベ新人賞の大賞を受賞したと報告される。だが厳格な父親が涼花の作家デビューを許さないと考え、代わりに祐がラノベ作家としてデビューすることとなった。
人物紹介
永遠野誓(とわの ちかい)
涼花の代理人となったのペンネーム。表では祐が作家として振る舞い、裏で涼花が作品を書いている。
永見祐(ながみ ゆう)
CV畠中祐
中学生の頃からラノベにハマっているラノベオタク。ラノベ作家を目指して様々な新人賞に作品を投稿するも万年一時落ちだった。涼花の相談に乗ったり取材に協力したりと妹思い。小学生の時に涼花を泣かせてしまいそれ以来嫌われていると思い込んでいる。後に自分がラノベにハマったのは、「頼りない兄貴」の自分が「頼りになるラノベ主人公」に憧れていたからだったと自覚する。
永見涼花(ながみ すずか)
CV近藤玲奈
成績優秀で運動神経も抜群、家事までこなしてしまう才色兼備な祐の妹。兄とのイチャラブ妄想をノートに書き綴ったり祐が留守の時にベッドにこっそり潜り込み枕に顔をうずめるなど重度のブラコン。だが、祐の前では素直になれない。よく作品の取材と称し祐とイチャイチャしようと試みる。
氷室舞(ひむろ まい)
CV小倉唯
祐のクラスメイトで校内一の美少女と噂されている。噂を聞いて告白してきた男子達をトラウマになってしまうほど辛辣にふってきたため男子はおろか女子からも遠巻きにみられる存在となってしまった。しかし実際の中身はポンコツ。実はラノベ作家でペンネームは炎竜焔(えんりゅうほむら)。自称、永遠野誓の一番のファン兼ライバルで作品の面白さを知る為に祐をストーカーしている。
アヘ顔Wピース先生(アヘがおダブルピースせんせい)
CV赤﨑千夏
本名不詳。永遠野誓のラノベの押絵を描いているイギリス人女性。性格は明るく無邪気でトラブルメーカー。本職はエロゲのイラストレーターでエロゲンガー。鬼畜・凌辱系のエロゲが大好きで発言内容のほとんどがエロネタ。
水無月桜 (みなづき さくら)
CV荒浪和沙
デビュー作でいきなりヒロイン役に抜擢され、その声質と演技力の高さから一躍大人気となった声優界期待の新人。天然のように見えるが実際は物事の本質や観点を見極めることが出来る。永遠野誓の大ファンで、祐の事をお兄ちゃんと呼んでいるが実際は祐より一歳年上である。
神坂春菜 (かんざか はるな)
CV永恵由彩
高校一年生で、同人誌の大手サークル「アンビヴァレンツ」のイラスト担当。気が強くて、素直になれない性格。アヘ顔Wピース先生のことを「アッヒー」と呼び、一方的にライバル視する。神坂秋乃の妹。
神坂秋乃 (かんざか あきの)
CV中島優衣
神坂秋乃の姉で大手同人誌サークル「アンビヴァレンツ」のシナリオ担当。妹とは逆に口数が少なく感情に希薄。常に落ち着いた雰囲気を醸し出す。妹より身長が低く、なぜか着物姿。
コミカライズ
月刊ドラゴンエイジ(KADOKAWA、富士見書房からの引き継ぎ)にて2018年1月号から連載中。作画は成田コウ。既刊2巻。
テレビアニメ
2018年秋アニメという格好でテレビアニメ化された。アニメーション制作はNAZとマギア・ドラグリエ。ちなみにNAZ(アニマ&カンパニー)に関しては1期前のアンゴルモア元寇合戦記を担当していた。
TOKYOMX、KBS京都、サンテレビ、AT-XおよびBS11、ついでに六本木三丁目のお友達約2局で放送されるほか、dアニメストアやAbemaTVでの配信も行われるとの事。
ちなみにBS11および六本木3丁目のお友達約2局以外では、水曜日に放送・配信を行う。
ネタ
アニメ第1話では、オープニングで「シスタープリンセス(シスプリ)」が登場。本来であれば違う出版社であるアスキー・メディアワークスの作品なのだが、オリジナルキャストに加えて制作委員会許可済、更にはこれだけの為にわざわざ単独でエンディングクレジットにパートが存在する等のこだわり様であった。まさに公式が病気。ほとんどビョーキ。結果、案の定、第1話放送直後のtwitterトレンドにシスプリが入ってしまった。
もっとも、富士見書房とアスキー・メディアワークスはKADOKAWAに取り込まれてしまったので赤の他社という訳ではなくなったが。さらに言えば、六本木三丁目のお友達約2局は、何らかの形で「シスプリ」アニメを放送した前科がある(そもそもあれらの親方がその作品のキー局であった)。
また、アニメでは画の使い回し、不自然な表情・体格・パース、シーン切り替えでいきなり変わる物(スマホ→ガラケー)等作画崩壊がかなり目立っており、「いもいも」で検索をかけると「いもいも 作画崩壊」が出てくる程話題になっている。
それに反比例するかのような背景の描きこみぶり(ただし使い回し多数)や思い出したかのように本気になる作画もネタにされている。そして案の定ブルーレイの発売延期。
全くの余談だが8話のエンドカードイラストはポプテピピックの作者である大川ぶくぶ氏が担当した。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
ピュアリーモンスター(主題歌担当)
純情のアフィリア(エンディングテーマ担当)