ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ウルトラエースの編集履歴

2018-12-17 18:47:56 バージョン

ウルトラエース

うるとらえーす

ウルトラA(エース)とは「ウルトラマンA」の初期の名前、および玩具メーカー「マルサン商店(現・マルサン)」が販売したソフビ人形「怪傑透明ウルトラエース」を意味する。

ウルトラA(ウルトラエース)

ウルトラマンAウルトラマンエース)の初期タイトル、およびその主役ヒーロー名。


円谷プロは「帰ってきたウルトラマン」に続く次なるウルトラマンとして「ウルトラA」のタイトルを用意。初期案のデザインを含めて、小学館の学年誌にてそのタイトルを発表した。

ところが、玩具メーカーのマルサン商店より「怪傑透明ウルトラエース」というソフトビニール人形が既に発売されており、商標の問題を考慮してタイトルを「ウルトラマンA」に変更した。

これまでウルトラヒーローは必ずしも「マン」を付ける定義は無かったが、この一件以降より「ウルトラマン~」というタイトルが慣例化していくことになる。


タイトル変更前に、既に主題歌も「ウルトラA」としてレコーディングがされており、テレビでの歌詞がレコードの歌詞と異なるのはこの名残である。

この没曲はウルトラマンの「主題歌・挿入歌大全集」などに収録されている。


なお、デザインの変更に関してはよくあることなので、この商標問題とは無関係であろうと思われる。


怪傑透明ウルトラエース

怪傑透明ウルトラエース怪傑透明ウルトラエース (ビッグサイズ)
スタンダードサイズビッグサイズ

マルサン商店オリジナルの怪獣シリーズ(商品には「マルサンのウルトラ怪獣シリーズ」と明記)として「ウルトラサターン」と共にそのヒーローの人形として発売された。


『マルサン怪獣新聞』の説明書きによると、

ドイツの科学者アインベック博士が実験中、誤ってアルファー液を体中に浴びたために変身したヒーローで、マントは広げるとマッハ3で飛べ、頭から被ると透明になれるのだという。


体色はピンクの三色のバリエーションが確認されており(復刻版ではその名の通り透明色も発売)、体色以外の部分に色の違いはみとめられない。

大型のソフビも存在し(体色は赤のみ確認)、身体のデザインこそあまり変わらないが何故か顔面の造形は大違いで、目元がどう見てもウルトラセブンである。


上記のように「帰ってきたウルトラマン」の続編タイトル発表以前の発売であったことから、「ウルトラマンA」のタイトル変更につながった商品でもある。

マルサン6代目社長である神永英司氏によれば、『ウルトラQ』放送当時にリリースされたレコードに収録されていた『ウルトラマーチ』(劇中未使用)の歌詞に「ウルトラエース」というフレーズがあり、そこから当時のスタッフが着想を得て名付けたのではないかとしている。


勘違いしてはいけないが、マルサン側が円谷プロにクレームを入れたわけではない。あくまでも円谷サイドが自主的に名称の変更に及んだものである。

マルサンはそれまで「ウルトラQ」や「ウルトラマン」の版権を取得してその怪獣やメカの玩具化を行っており、「ウルトラマンA」に関しても同様に製品化していることから、両社の関係が悪化したということもまた無い。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました