概要
アメリアは、アニポケXY&Z編16話に登場したゲストキャラクターである。
CV:日笠陽子
手持ちポケモン
・エーフィ
・ハクリュー(色違い)
フレイシティの名家出身のポケモンパフォーマー。プリンセスキーは2つ獲得している。
側近を従えていたり、リムジンでの迎えがあったりと序盤からかなりのセレブ感を漂わせているが、地元住民からの人気は非常に高く「俺たちの町からカロスクイーンの誕生だ!」と有力視されている。
トライポカロン・フレイ大会当日、控室に現れた際にはセレナやほかの参加者たちには目もくれず、始終高飛車な態度をとっている。参加者の方もアメリアの評判を知っているらしく、不安そうな表情で遠巻きに彼女を見つめていた。
その一方で、ヤシオと話していた男性いわく「あらゆるレッスンを優秀な成績で修めている」とのこと。
実際、一次審査ではアメリアが登場しただけでも観客が総立ちするほど支持されており、シトロンはこの状況から「セレナには厳しい戦いになるかもしれない」と評価している。
フリーパフォーマンスではハクリュー(色違い)の尻尾の上を歩いたり、高々とバク転を披露する等の運動能力を見せ、またエーフィとハクリューの合わせ技で会場を包み込んだりと、ハイレベルなパフォーマンスを披露した。
しかし、序盤では屈指の人気を誇っていたのにも関わらず、最終審査では僅差でセレナに敗北してしまう。マスタークラスへの出場権をゲットし大喜びするセレナの傍ら、アメリアは自分の負けが信じられないと云わんばかりの悔しげな表情でセレナを見つめていた。
その後、セレナの勝利に納得がいかないアメリアは、ヤシオに直接「私の方が洗練されたパフォーマンスだったはず」と不満を訴えに行くも、それが観客の評価だったと一蹴されてしまう。
それでも引き下がらず「私はエルを超えるパフォーマーになりたい」と、涙目になりながら強く訴えかける。
そんな彼女にヤシオは「ただの満点では勝てない、それ以上のものを引き出すのは自分自身」だと穏やかに諭す。ヤシオの言葉を受けたアメリアは、悔しさを残しつつもそのまま無言で立ち去ったのだった。
ちなみにストーリーを通して、セレナとアメリアが会話したシーンはほぼ無い。
外見
黒髪ロングに青い釣り目。プライベートやパフォーマンスに関わらず、常にばっちりメイクをしている。
大きな紫色の花飾りをつけたつば広帽子をかぶり、さらに濃い紫色のチュニック風フレアワンピースをまとい、足元は灰紫色のタイツにミュールを履いている。
パフォーマンス時の衣装もオフショルダーの紫色のドレスを着用している。
全体的に紫色のコーデでまとめており、また、ミュールやドレスにはハクリューモチーフの羽根や、金のボタンで留めたリボンを飾っている。
余談
アメリア(Amelia)の名前の由来はラテン語のaemulusという言葉が大元とされており、「競い合うもの・ライバル」の意味がある。
ブイズの中でも人気のあるエーフィや色違いのハクリューの登場もあって、アメリアはアニポケ放送以前よりセレナのガチライバル登場かとかなり注目されていたキャラクターだった。
残念ながらこの回でのみのゲストキャラらしく、トライポカロン・マスタークラスにも出場しない模様。3つ目のプリンセスキーは間に合わなかったと思われる。
しかし、序盤こそ高飛車な姿ばかりが目立っていたアメリアだが、大御所のヤシオに不満をぶつける度胸があったり、ライバルとして登場したキャラの中では唯一エルを超えたいと明言した人物となる。良くも悪くもパフォーマンスを「楽しかった」の一言で終わらせるセレナとは異なり、かなりストイックでハングリー精神のあるキャラクターだったことが明らかとなった。
ゲストキャラながらコアな人気があり、再登場を望む声もある。
ちなみにアメリアのエーフィは「ハイパーボイス」を覚えているが、ゲーム版の場合、この技を修得させるには少し手間がかかる。というのも、ハイパーボイス自体レベル技・遺伝技では覚えることができず、教え技以外に方法が存在しない。
教え技エーフィといい色違いのハクリューといい、アメリアはやはりストイックである。
また、アニポケXY&Z編19話にて開幕したマスタークラスにアメリアの姿はないが、皮肉にも彼女が歯牙にもかけなかったフレイ大会のモブキャラ達の大半が出場しており、しかも、公式サイトのマスタークイズのとある設問には「セレナの準決勝の相手は、リベンジに燃えるアメリアが対戦相手となった!」(原文ママ)という選択肢が存在する。当然、答えははずれだが…。
かつてのガチライバル感もむなしく公式からもネタキャラにされてしまったアメリア。
アニポケXY編に登場したライバルキャラの中ではモブキャラ以上に不遇かもしれない。
ただ、XY&Z編20話の準決勝のパフォーマンス中にてセレナが捻挫をしてしまい、そのことを隠して決勝に出ることができた。そのことに気づいたその後控室にてヤシオが「決勝は辞退しなさい、このままじゃ最高のパフォーマンスは出来ない」「ましてや、エルには勝てない」と厳しく忠告する。しかし、セレナが「最後まで諦めたくない」と語ったため、テーピングで治療し決勝へと許可した。
つまりこれは不正であり、ヤシオは準決勝でセレナと闘ったサナやムサシ(アニポケ)の気持ちを踏みにじったのである。なので、正々堂々とした試合ができない今回のマスタークラスにおいて、努力家のアメリアが出場できなかったのは幸運だったのかもしれない。XY&Z編16話ではヤシオに取り入ろうとしていた役員らしき男性がいたので、ヤシオに気に入られることがカロスクイーンの鍵となるのかもしれない…
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