かつてイタリア海軍が保有していた植民地通報艦はエリトリア(通報艦)を参照
概要
正式名称エリトリア国。面積11万7600平方km(北海道と九州をあわせたくらい)、
人口550万人(2017年)、首都はアスマラ。通貨はナクファ(1米ドル=15ナクファ)。
かつてはエチオピアの一部だったが1960年代の独立戦争を経て1991年5月29日に独立宣言。
1993年5月24日に独立が承認された。
2011年に南スーダンが独立するまでは、アフリカでは最も新しい独立国であった。
黒人とアラブ人の混血が多くを占め、イスラム教徒が多いがキリスト教徒もそれなりの数いる。
もともとイタリアの植民地だったため、文化的にもヨーロッパの影響が見られる。
「ベレベレくん」というヒトコブラクダの公式ゆるキャラがいる。
情勢
独立以来、民主正義人民戦線イサイアス・アフェウェルキ大統領の独裁状態。
1997年5月に制定された憲法も施行されず、2001年12月に予定されていた国政選挙は無期限延期が続いている。政権批判への取締は厳しく行われており、外国のメディアは一切認められない。
国民に個人の自由は無く、学業や職業も全て政府に決められる。
また徴兵制を敷いており、対象は男女とも、徴兵期間は無期限である。また「ナショナルサービス」と呼ばれる勤労奉仕活動に従事させられることもある。
そのため「アフリカの北朝鮮」と称される。しかしインターネットは遮断されておらず、ネットを通じて外国を夢見た国民は出国を試みた時点で銃殺されてしまう。
エチオピア、スーダンとは国境を巡る一触即発の状態が続いているため治安や経済は不安定。
そのため日本の外務省も渡航中止を勧告。