「え?もしかして俺、ハメられた? ムッカ~!」
概要
高額の金銭を払えば憎む相手を年寄りに変えてしまう「老けさせ屋」を名乗る占い師・相馬卓がシュラウドから与えられたオールドメモリを左脇腹に挿して変身したドーパント。
相手を老化させる(威力を上げれば死亡させる事も可能らしい)精神干渉波「オールドクリーク」を手から発生する能力を持つ。これを使い移動する事も可能。しかし耐性を持つ人間には効果が無い。
また、この能力はテラー・ドーパントのテラー・フィールドに良く似たものであるため、シュラウドはvsテラー・ドーパントを想定した疑似テラー・ドーパントの意味合いで相馬卓に渡し照井竜にぶつけるつもりだったようで、彼女の期待通り、精神干渉攻撃に耐性を持つ照井竜には足止め程度の効果しかなかった。
また、背面にも顔が存在し、切り替えながら戦い敵を翻弄する。
その為、ウルトラシリーズのとある怪獣を思い起こした人もいるかもしれない(体色もよく似ているし…)。
最期はサイクロンジョーカーエクストリームのプリズムソードの一撃をもらい、トドメにアクセルトライアルの『マシンガンスラッシャー』でメモリブレイクされた。
ちなみにモチーフは老木。
余談
設定上の存在であるヤング・ドーパントはこのドーパントとは逆の能力を持ち、相手を若返らせるらしい。
オールド・ドーパントによって老人となった左翔太郎を演じた名取幸政氏は当時68歳10ヶ月で、最高年齢仮面ライダーを更新し、2015年時点でも最高齢である。
ただし、能力による老化という特殊な状況であるため、カウントされない場合もある。
尚、この話で一番恐ろしいのは犯人である相馬ではなく、相馬に娘を老けさせるよう依頼した母親達である。最初に良枝の娘みゆを老けさせた光子の動機は「みゆが児童劇団の主役に選ばれたから。」、そして仕返しと言わんばかりに良枝は光子の娘久美の老化を依頼している。
また、シュラウドも今回の主役と言っていい扱いである為、44話から45話は『母親が自分の子を思う余りに、凶気の引き金を引いてしまう』事がテーマになっているものと思われる。
ちなみに犬猿の仲である母親達とは対照的に久美とみゆの仲は終始良好であった。