『ふふ。道は、いっぱい、ね。正解なんてないの。難しい、から』
概要
CV:日笠陽子
『ゴブリンスレイヤー』の登場人物で、辺境の街を活動拠点とする冒険者の女性。
紫色の長髪に泣きぼくろが特徴的な美女で、登場するたびに肉感的と強調されるほど抜群のスタイルを持つ。おっとりとした口調と相まって、妖艶でなまめかしい雰囲気を持っている。
肩や胸元が大きく露出しているローブに魔女帽子を身にまとっており、身の丈ほどの大きな杖を所持している。
女神官と新米戦士たちの言い合いにそれとなく割って入って仲裁するなど、周囲に気を配れる大人の女性としての一面も持つ。その一方、茶目っ気があり、豊満な胸の谷間からマジックアイテムを出して新米戦士をからかったりする。
劇中の描写は少ないが喫煙しており、喫煙の際にはどこからか長煙管を取り出している。冒険前に煙管に火を点けるために貴重な魔法を1回消費し、尚且つ(おそらく)冒険に支障をきたさない程の実力を誇る。
階級はゴブリンスレイヤーと同じく在野最上級である第三位『銀等級』。
同じ銀等級の槍使いの相方を務められるほどの高位の呪文遣い。
スクロール(巻物)の設定を書き換えることも可能で、ゴブリンスレイヤーから書き換えを頼まれることもある。
相棒である槍使いの事を密かに好いているが、当の本人はギルドの受付嬢に夢中のため気付かれておらず、可愛くむくれることも。
一方で受付嬢とは良好な関係を築いており、彼女がゴブリンスレイヤーと会話させてあげるために槍使いに《沈黙》をかけて黙らせるなど手助けしている。女神官や妖精弓手といった他の女性キャラクターともよく話している。
ゴブリンスレイヤーとは先に述べた通り、かねてから多少の交流がある知人同士で、彼の素顔も以前から知っている。
また、女神官からはそのスタイルの良さや知的で大人な雰囲気から、密かに憧れとなっている。
『イヤーワン』にて、5年前に牛飼娘にアドバイスしたことが、故郷に対して負い目を感じていた彼女を立ち直らせるきっかけとなった。
岩喰怪蟲の討伐依頼で助けてもらった事で槍使いに興味を抱き、受付嬢に協力してもらい彼と一党を組み、彼の人柄に惹かれる様になった。
なお、5年前にゴブリンスレイヤーに転移の巻物で海底の遺跡に行こうとして流されたり溺れたり、水圧で死んだ冒険者の事を話し、ゴブリンスレイヤーが転移の巻物による水攻め・高圧水流攻撃を思い付く元凶となった。
使用する魔術
- 点火の真言
「《インフラマエ(点火) 》」
術を使う上で唱える三つの真言の一つで、先述の通り彼女は専ら煙管へ火を入れるために使用している。
- 矢避(ディフレクト・ミサイル)
範囲内に飛んでくる敵の飛び道具による攻撃を逸らす。
ゴブリンロード襲撃の際には射掛けてきた矢を逸らし、原作6巻では飛んできた礫から仲間を守った。
- 沈黙(サイレンス)
一定範囲内の如何なる声や音を消し去る呪文。
先述の通り、魔女の場合は騒ぐ槍使いを黙らせるために使用している。
- 抗魔(カウンターマジック)
「《マグナ(魔術)……レモナ(阻害)……レスティンギトゥル(消失)》」
その名の通り、相手の魔術に抵抗、あるいは打ち消す。ただし、自分の力量より優れた魔法は抵抗すらできない
- 力矢(マジックミサイル)
「《サジタ(矢)……ケルタ(必中)……ラディウス(射出)》」
『イヤーワン』で、駆け出しであった魔女が使用。
威力重視で精度が低い《火球》と比べ、威力は低いものの相手に必ず命中するという利点を持つ。
余談
AA版配役では、ドラゴンズクラウンのソーサレスが当てられている。
AA版では巻物の書き換えの他、ポーションや巻物の仕入れも頼まれているが、そちらは書籍版にあたって受付嬢と武具屋の担当となっている。