概要
釧路と呼ばれる地域は文脈によって様々である。
- 釧路国
旧令制国。現在の釧路総合振興局の領域に加えて、足寄町・美幌町・津別町を含んだ。
- 釧路総合振興局
かつての釧路支庁。以下の市町村を含む。
釧路市 釧路町 白糠町 厚岸町 浜中町 鶴居村 標茶町 弟子屈町
- 釧路(都市)
釧路市の中心部と釧路町からなる都市圏。詳しくは釧路市の記事を参照。
同名の市町が一都市圏を形成した過程については複雑なので、Wikipediaのこのあたりの記事を参照していただきたい。
この記事では、一般に釧路地方と呼ばれる釧路総合振興局について記述する。
地勢
面積は5997平方キロメートルで、三重県と茨城県の中間くらい。
人口は23万人程度で、その7割ほどを釧路市が占める。
南部
おおまかに南西側は砂浜海岸が続き、南東側は海食崖が顕著に見られる。
釧路市中心部はちょうどその境界に位置しており、釧路川河口で海に突き出した丘陵が天然の良港をなして古くは和人とアイヌとの交易で栄えた。
沖では親潮と黒潮がぶつかり合う潮境が形成されており、沿岸の町では漁業や水産加工業が主幹産業の一つとなっている。
釧路炭田は海底にまで広がり、かつては一帯で石炭産業が栄えた。現在は釧路コールマイン(旧: 太平洋炭礦)が国内唯一の坑内掘り炭砿として稼働している。
中部
中部ではなだらかな山の谷間に湿原が広がっている。
鶴居村や標茶町では酪農が盛んで、湿原のみならず牧草地や路上にもタンチョウがたびたび姿を見せる。
北部
北部は千島火山帯に属しており、雌阿寒岳などの火山のほか、屈斜路湖・摩周湖・阿寒湖といったカルデラ湖が点在する。もちろん温泉も湧く。
かつては弟子屈町のアトサヌプリで硫黄鉱山が稼働しており、その際に建設された鉄道がこんにちのJR釧網線の一部となった。
クッシーやまりもっこりがいる。
関連項目
西: 十勝
東: 根室
北: オホーツク