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科学サイドの編集履歴

2019-02-23 08:47:23 バージョン

科学サイド

かがくさいど

『とある魔術の禁書目録』シリーズに登場する勢力群。

「そうか、思春期の心性と薬物作用を網羅した超常誘発方式自体がかの僧院テレマの、いや、だとすると!?」


「科学と魔術? これ、こんなの、片腹痛いじゃない! ここにあるのが全部本当だとするなら、そもそも二つの世界なんか存在しない。たった一人の邪悪がそう見えるように切り分けているだけ!!世界は統一した理論で説明できてしまうじゃない!」


科学=現代のテレマ教

学園都市を総本山とした、魔術サイドの対となる勢力。

主人公の上条当麻アクセラレータ浜面仕上も科学サイドの人間である。


その正体は、魔術師アレイスター=クロウリーが提唱したテレマという神秘思想(宗教)

より正確に言うなら、クロウリーがイタリアのシチリア島に作った「テレマ僧院」を科学という形に偽装し、それが今日の日に科学サイドと呼ばれる枠組みまで発展したもの。


実質的な科学サイドの一大拠点「学園都市」も形を変えた「テレマ僧院」とされており、クロウリーの作った科学に属する全てがテレマのカモフラージュに過ぎなかった


つまり、現実的には近代魔術に分類されるべき新興宗教の形を変えた姿

現実世界におけるテレマ(セレマ)はクロウリーの没後から現代に至るまで続いているが、禁書では創始者のクロウリーが魔術を憎んで生き長らえていたら…というif・創作設定のもとに成立しているわけである。


元ネタの詳細は「アレイスター=クロウリー」「セレマ」「エイワス」の記事にて。


原型制御

実は科学サイド、魔術サイド等という枠組みは自然的に発生したものではない。

これらは魔術を憎悪するクロウリーが、魔術に対抗する枠組みとして「原型制御」というパラダイムシフトを起こす技術を使い、明確に線引かれている。


元々、世界は統一した理論で説明できていたのだが、まさにたった一人の邪悪によって強制的に科学(超能力)と魔術に隔てられたのが、現在のとあるシリーズの世界観となる。


元ネタ・考察

アレイスター・クロウリー曰く

魔術とは、意志に応じて変化せしめる《科学》にして《業》である


この言葉に代表されるように、20世紀最大の魔術師と呼ばれたクロウリーの魔術観では「魔術師の全ての意図的な行動・意志こそが魔術的行為」として考えられた。

クロウリーは自身が定義・実践するテレマ系の魔術に「magick」という綴りを与え、従来の洗練されていない古式魔術と区別している。

(ちなみにmagickという単語は、禁書でも第7巻/法の書編にて地味に登場する)


しかしダイアン・フォーチュンは後年に「魔術とは意志に従って意識の中に変化を起こす科学にして術である」とクロウリーの定義に別次元の意味を与えた。

フロイトとユングの心理学を魔術に組み込んだフォーチュンの定義は、あくまで人間の内在意識が霊的変化を起こして外的要因に変化を促すというもので、クロウリーの魔術定義を限定したものとも言える。


そして、二人の魔術世界に少なからず影響を与えたであろうマグレガー・メイザースは、「魔術は自然の秘密の力を制御する科学である」と表現していた。


現代の儀式魔術は「黄金の夜明け団」とその団員達が起こした後継的結社の遺したものが主流だが、そのいずれの祖も(自然)科学と魔術を密接に結びつけている。

まぁここから科学と魔術の思想をさらに順番にたどっていくと、近代魔術史において「魔術と科学の合一」的思想を掲げた神智学協会のブラヴァツキー夫人とか、「神聖合一」を掲げた宗教が色々絡んできそうなものだが…。


関連タグ

とある魔術の禁書目録 とある科学の超電磁砲 とある科学の一方通行

アレイスター=クロウリー 学園都市 テレマ教


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