プロフィール
概要
『帝都聖杯奇譚』に登場する「槍兵」のクラスのサーヴァント。コートを着た老人。
言峰花蓮によって召喚される。帝都で虐殺の宴を繰り広げるバーサーカーを止める為にマスターと共に現れた。
中盤、アサシンに花蓮を人質に取られ、槍を捨てさせられて窮地に陥る。卑劣なアサシンはマスターに危害を加え、彼を甚振ろうとするが、素手で反撃してフルボッコにしてしまう、というランサーに有るまじき活躍を見せる。その強さは桜セイバーから「むしろ槍捨てた方が強くないですか?」と言われるほど。
なお外見と設定はFate/EXTRAの時点で既に決まっており、初出は帝都聖杯奇譚が描かれるはるか前に発売された当時のコンプエースの小冊子特典において描かれていたものであり、そのオリジナルは現在入手困難だがその時描かれた武内絵の李書文は画像検索で調べると見る事が出来る。
真名
李書文。近代の生まれでありながら、数々の伝説を刻んだ中国の伝説的武術家。
八極拳の使い手としてももちろん名高いが、槍技の精妙さは「神槍」として讃えられたほどの腕前。
清朝末期、滄州に生まれた李書文は八極拳を習い始めるとたちまち頭角を表し、拳法史史上でも最強と謳われるまで上り詰めた。
千の技を学ぶより一の技を徹底的に磨き上げることで、文字通りの一撃必殺を体現した。
本来サーヴァントは、全盛期の姿で召喚されるが、李書文は肉体の全盛期と、武術の全盛期の二種類が存在するため、「老いた姿」で召喚される事もある。肉体の全盛期は当然、青年時代を基準とするが、彼の武術が全盛期を迎えたのは老境に差し掛かった頃だから、と推測されている。
老いた姿で召喚された場合、若い時とは違い、死を超えて悟りを得ようと躍起になるが、そのどちらも李書文であり、武術家である事に変わりは無い。
人物
晩年期で召喚されているため若年期と比べると少しは枯れて大人しくなっているが、「戦場じゃ強い奴が勝つだけ」というバーサーカーの考えに一定の理解を示している。
しかし、「筋を違える」者に対しては怒りをあらわにする一面を見せている。
能力
技術的な全盛期として老人の姿で召喚されており、『神槍』とうたわれる程の超絶的な槍捌きを持つ。
また、素手でも卓越した戦闘能力を持っている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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言峰花蓮 | C | D | A | E | D | - |
保有スキル
中国武術(六合大槍)(A+++) | 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。+++ともなれば達人の中の達人。ランサーとして召喚されているが、槍術含めて八極拳を極めている。 |
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絶招(A) | 詳細不明。絶招とは、中国武術における必殺の意――すなわち“一撃必殺の奥義”を意味する。神槍として絶招を解き放った時、李書文の前に凡そ貫けないものは無くなる。 |
圏境(B) | 気を使い、周囲の状況を感知し、また、自らの存在を消失させる技法。 極めたものは天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事すら可能となる。 |
対魔力(D) | 魔術に対する耐性。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 |
宝具
神槍无二打(しんそうにのうちいらず)
- ランク:なし
- 種別:対人宝具
- レンジ:2〜5
- 最大捕捉:1人
『無明・三段突き』と同様に宝具として昇華されるまでに極まった術技。
効果はアサシン召喚時の「无二打」と同じだが、槍を持つ分レンジが幅広い。精密動作性も素手とさして変わらないと推測される。
猛虎硬爬山(もうここうはざん)
- ランク:不明
- 種別:対門宝具
- レンジ:1
- 最大補足:1人
神槍・李書文の切り札。八極拳の奥義であり厳密には彼のオリジナルではないが、生涯を通じ頼りとした必殺の套路。李書文が最も得意だったとされる絶招。
天地すなわち八極と一体化した状態から放たれる大地そのものともいえる一撃。
ランサーでありながら無手による奥の手を持つという初見殺しの宝具でもある。
本来の技の形がはっきりしないっぽいが「拳児」準拠でお送りするとのこと。
関連人物
己を召喚したマスター。
関係は普通だが、彼女がアサシンに人質に取られた際には彼女を助ける為に槍を捨て、彼女が自分の身を省みず令呪でアサシンへの攻撃を強制しようとした際にも必死で抵抗する等、一応サーヴァントとして気遣ってはいる模様。
敵サーヴァントの1人で、劇中で対峙した相手。
彼の「戦場じゃ強い奴が勝つだけ」という考えに一定の理解を示している。
実力では圧倒していたが、強力な消去技が無ければ殺せない状態となっていた彼とは相性が悪かった。
敵サーヴァントの1人で、劇中で対峙した相手。
彼の剣の才能を認めてはいるものの、その才に酔い他人の剣を真似するばかりで、己の業を磨かないあり方を嘆かわしく感じていた。
劇中では彼に花蓮を人質に取られて槍を捨てさせられたが、彼が約束を反故にし花蓮を刺した事に対して激怒。それで気が緩んだ一瞬の隙に「猛虎硬爬山」を叩き込み撃破した。
関連タグ
帝都聖杯奇譚 李書文(Fate) ランサー(Fate) サーヴァント コハエース
アサシン(Fate/EXTRA):青年期の肉体でアサシンとして召喚された場合。
李書文(ランサー):青年期の肉体でランサーとして召喚された場合。
李書文(アサシン):老年期でアサシンとして召喚された場合。