正式名称は英語で『Proclamation Defining Terms for Japanese Surrender』(日本への降伏要求の最終宣言)。
第二次世界大戦の終結への段階の一つとして、1945年7月26日にドイツのポツダムでアメリカ合衆国大統領、連合王国(イギリス)首相及び国民政府(中華民国)主席の連名により発せられた。
大日本帝国は、1945年8月15日に受け入れを発表、敗戦を認めた。
宣言の概要
大日本帝国に無条件降伏を要求し、連合国による占領政策のあるべき姿を示すとともに、大日本帝国がこれを拒む場合は迅速かつ完全なる壊滅あるのみというものである。
影響
当時の大日本帝国の首相であった鈴木貫太郎は、宣言が発せられた翌日、マスメディアに向けて「黙殺」という語を用いて、ポツダム宣言に対する見解を発表した。
政府としては「ノーコメント」の感覚であったようだが、外信向けへの翻訳に際して同盟通信社で「ignore(無視)」とされた他、ロイター等では「Reject(拒否)」とされてしまった。
このことは、1945年8月に入ってからの原子爆弾投下、ソビエト連邦の対日参戦につながることになった。