概要
昆虫のグループの1つ。ガ目、チョウ目ともいう。鱗翅類と総称される。
成虫の翅に鱗粉を持ち、その顕微構造は鱗に似た形をしている特徴で名付けられた。鱗翅類の翅は、この鱗粉で様々な模様を創り出す。
昆虫における完全変態の代表格、卵から幼虫と蛹を経って成虫になる。
鱗翅類の幼虫はいわゆる芋虫や毛虫である。幼虫は植物の葉っぱを食べ、成虫はストロー状の口で花蜜を吸うことは一般的である。成虫は禁食し、稀に幼虫が肉食の例もある。
一般に蝶と蛾として区別されてきたが、ややナンセンスである。両者は形態が被る点が散見し、端的に言えば蝶は蛾の系統に属する1グループに過ぎない。実際、鱗翅類を「蝶と蛾」として区別しない地域も存在する。
詳細はそれぞれの記事を参照のこと。