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マザーハートの編集履歴

2019/04/28 14:21:41 版

編集者:muumoon

編集内容:最終回までを俯瞰した感じで全体的に追記。メインイラスト変更

概要

HUGっとプリキュア』に登場する、未来を育む女神。

その存在は作中の未来世界において人々から認知されているが、現代世界では誰からも知られていない。

未来世界のプリキュアであるキュアトゥモローはこの女神マザーの力を宿している。

マザーは初期からオープニングには登場しており、愛崎えみるルールー・アムールがプリキュアになった時など、物語のキーポイントにおいて、巨大な黄金の女神像の幻影として姿を現わしていた。その幻影の像の外見はキュアトゥモローに似ているがもっと大人っぽい。

しかし作中では何のセリフも会話もなく、ただプリキュア達に力を一方的に与えるだけであり、視聴者視点からは全くの謎に包まれた存在であった。

その存在が「未来を育む女神」だと判明したのはかなり後半の第37話。

本編のプリキュアたちの最終フォームであるマザーハートスタイルはこの女神の力を受けて誕生したという設定であり、それでこの女神の名前をマザーハートとpixiv百科事典では仮に名付けているが、作中ではこの女神は単に「マザー」としか呼ばれていない。

しかしその後もマザーの背景については一切描かれることなく、曖昧なまま物語は幕を閉じた。

マザーに関して作中で判明した事実はわずかに以下の3つだけである。

  • 未来世界のプリキュアであるキュアトゥモローはマザーの力を直接宿している。より正確に言えば彼女が変身に使うミライクリスタル・ホワイトにマザーの力が宿っている。
  • キュアトゥモローはマザーの力を全開放して時間の流れを遡り、ハリハム・ハリーとともに未来から現代へと逃げてきた。しかしこのことでトゥモローはマザーの力を使い果たし、はぐたんに変わってしまった。
  • クライアス社が現代世界にやってきてミライクリスタル・ホワイトを探していたのは、マザーの力を完全に消し去らないと未来の時間が動き出すリスクがあったため

上述のマザーハートスタイルを生み出すミライクリスタル・マザーハートはホワイトが変化したものであり、クライアス社の面々はこれを「力を失って姿を消したマザーが復活した」と表現している。

このマザーハートスタイルにおける決め技演出は、巨大なマザーの幻影がオシマイダーを抱きしめて浄化するというもの。プリキュアシリーズでは恒例の巨女召喚技である。これを持って「マザーが復活した」と言えないことはないが、逆に言えばマザーは最後まで喋らない幻影としてしか登場していない。なので、そもそも最初から肉体を持っていない、幻影だけでしか姿を現さない残留思念的なものかもしれない(未来世界というならAIの一種という考え方もできるかも)

また、未来に存在するのならそれ以前の歴史、つまり作中時点の時間軸にも存在している可能性もあるが、上述のえみるとルールーがプリキュアになった時に登場したのが現代のマザーと断言はされていない。

放映完結後に刊行されたコンプリートブックでも、マザーの詳細については言及されていない。

意地の悪い見方をすれば、プリキュア達にアイテムや技を授けてくれるわかりやすい存在として時の女神というものを設定はしてみたものの、この女神の背景について何かしら描いてしまうと「それではこの現代で未来のマザーにつながる何かに干渉すれば戦いそのものをなかったことにできる」となるリスクがあったので、できる限りマザーの描写は曖昧にするという方針がとられたのではないかと思われる。

(過去作であった似たようなケースとして、『キラキラ☆プリキュアアラモード』32話がある。このときにプリキュアたちとビブリーが過去の世界へタイムスリップした際、ビブリーの凄惨な過去についての描写をできる限り曖昧にしている。この理由は「凄惨な過去をなかったことにすると今までの戦いがなかったことになるからビブリーは救われてはいけない。その制約の中で凄惨な過去をわざわざ描いても後味が悪くなるだけ」という判断からである)

なのでそもそもこのマザーには背景設定のようなものはスタッフもいちいち考えていない可能性も結構ありそうだ。

が、その一方でアナザーはながマザーの雛形となったのではとの考察も存在する(詳細はクライアス社の項目の「残された謎/クライアス社の持つ技術のルーツ」の節にて)

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マザーハートの編集履歴

2019/04/28 14:21:41 版

編集者:muumoon

編集内容:最終回までを俯瞰した感じで全体的に追記。メインイラスト変更