初代『QMA』から登場している生徒の一人。『QMA7』でリストラの憂き目に遭ったが『QMA8』にて復活し、現在に至る。
プロフィール
誕生日:8月8日
血液型:AB型
固有魔法:カイザー イレイザー
好き:料理・無農薬野菜・リサイクル
嫌い:人を傷付けること・偽善者
CV:関通利
通り名:「人に優しく、自然に優しく」(『天の学舎』)「甲斐流」(『トーキョーグリモワール』)
COM名:マルコ/アーベル(レア名:メガネはる/HIDEKI)
外見
トレードマークは後ろで束ねた長い青髪(『トーキョーグリモワール』ではポニーテールに変更)、眼鏡、糸目の三点セット。服装は『暁の鐘』まではアカデミー男子用通常制服、『トーキョーグリモワール』からはカッターシャツとネクタイの上に空色のカーディガンを着用。『軌跡の交叉』では新たにされた制服を標準的に着こなすが、ネクタイがループタイになっている。表情が常に穏やかな笑顔なので分かりにくいものの、若干つり目気味。瞳は濃い青色であるが、基本的に糸目の笑顔なので、瞳が見えるシーンは稀である(お仕置き時や強力な魔法を使用する時などに開眼したシーンがある)。176cmと平均的な身長ながら、制服の下に隠された肉体は無駄なく引き締まっている(学生にしては引き締まり過ぎに見えるが、畑仕事で鍛えられているという説が有力)。魔法使いの代名詞である竹箒の代わりに座敷箒を愛用し、これを駆使して器用に空を飛ぶ。物事が上手く行かなかった時は眼鏡を外して拭き直す癖がある。
人物像
性格は極めて温厚。誰に対しても親切で礼儀正しく、常に敬語を使い、にこやかな微笑みを絶やさない好青年。賢者としての力を世の中の為に活かしたいという高い志を持ってアカデミーに入学しており、成績面でも性格面でも優等生(特に問題児の多いアメリア先生の教え子の中ではクラス内の良心ともいえる存在である)。控えめで自己主張をしない地味なタイプ(一部の生徒には存在を忘れられるほど)なので所謂草食系男子に見られがちだが「何か困った事はありませんか?」というセリフからも察せられるように彼の親切心は能動的なものであり、不親切や偽善には断固抵抗する(後述)など、芯は強い。クラス内でもレオンとセリオス、ルキアとシャロンといった衝突しやすい面々の間に入って緩衝材的な役割を果たす姿や、アロエとメディアのじゃれ合いを微笑ましく見守る保護者的な姿が見られる。しかし、余裕がなくなると結構テンパってしまう面があるようで、敬語と荒い言葉が混ざった発言をしたり、発言を噛んだりする一幕もある。
趣味は畑仕事に料理と妙に所帯じみている。野菜を無農薬で栽培することに強いこだわりを持ち、収穫の季節を楽しみにしている。トーキョー世界でも野菜を作って家計の足しにしたいと思いながらも却って高くつくなど苦労していたが、コミカライズ版では源コウタが高齢の老人から得た情報を提供され、野菜作りは継続しているようである。また、手料理の腕前は相当なもので、自作の野菜を使った料理の味は絶品だと生徒の間でも有名(作中でルキア、アロエ、ユリ、グリム・ユリなどが彼の料理を楽しみにしている様子が描かれている)。食材入手のための冒険も厭わない凝り性ではあるが、保存食から温かい料理を手早く作るなど機転も利き、お菓子作りにも腕を振るえる万能さである。その他の家事もそつなくこなし、アカデミーで主夫にしたい男No.1の座は堅い(ちなみに、カイルの中の人も畑仕事を趣味としている)。購買部で買う弁当は幕の内弁当という渋いチョイス。
自然を愛しエコに気を使う性質で、不法投棄されたゴミの分別なども自主的に行っているが、それが原因で何度かトラブルに見舞われたことも……。
暗い過去、そして別人格
優しい彼だが、実は苦労人。その昔、怒りで我を失うほどの事件に巻き込まれていたことがあり、過去の記憶を一部失っている。そして、その重い過去が感情の間隙に二重人格のような形で表面化したことがあった。現れた別人格はカイルを「素晴らしい触媒」「真の善人」と評し、その強大な魔力的ポテンシャルを利用して邪悪な目的を達成しようとしていたが、彼本来の『他人を傷付けない』という強い意志力により頓挫し、再び封印される(この際の記憶はカイル自身からは抜け落ちている)。
そして、カイル自身の中に眠るその暗い過去と強大な力、そして荒々しい別人格がトーキョー世界でグリム・カイルという形で具現化することとなる。
関連タグ
- クイズマジックアカデミー (QMA)
- カイル - その他の人名
- グリム・カイル