初登場時はグリム・ユリとペアを組み、トーキョーを襲撃した。戦闘時は鮫に変身し、龍に変身したグリム・ユリの両手を形成する。
折り目正しく制服を着るカイルとは異なり、制服をはだけて、裾を出した襟と袖の大きいカッターシャツから胸板を露わにし、エボルグリムの紋章の形をしたネックレスを付けている。髪はカイルのようには纏めずストレートの長髪のまま。炎のようなオーラ付きのサングラスで目を覆い隠すが、やられグラフィックでは開眼している様子が描かれている。
性格はカイルとは対照的に尊大かつ傲慢だが、これはカイル自身の中に潜む暗い過去と別人格が具現化したためである(ただ、カイル自身はその記憶を喪失しており、初見時はあれが自分なのかと動揺している)。
初戦時は己への過信から、功を焦ってグリム・ユリを出し抜こうとするもリックに取り押さえられる失態を演じる。その後の再戦時はそれを自省してグリム・ユリとの連携を心掛ける殊勝さを見せ、最後には、捨て身でユリを捕らえたグリム・ユリが自分ごと攻撃するように促した際に手心を加えて攻撃をとどめるなど、悪ぶっていながら冷徹になり切れないところも垣間見られた。
その後も、隙あらば表に出ようとする別人格の性質を反映してか、カイルに突っ掛かっては度々勝負を挑むものの、穏健なカイルに上手く躱されている。ちなみに、食事の食べっぷりは良いが食べ方は少々はしたないらしく、その在り方ははねっかえりの悪童のようで微笑ましいとか…。
軌跡の交叉での通り名は「会いに行ける大魔王」