概要
語源は中国古来のことわざで、「罪該万死」という四文熟語から。
卑劣で非道な行いをする者への激しい怒りを示す言葉としてよく使われる。
指きりげんまんの「嘘ついたら針千本飲ます」と同様、とても現実的な言葉でないため、捨て台詞的定番文句である。
「お前の罪は万死に値する。」というように使う。
元々が中国の古い四字熟語なので、小説やアニメでこういった言い回しをするキャラクターは、古風で融通の利かない名家の人間だったり、王様や大臣など位が上の人物だったりすることが多い(「罪該万死」という言葉自体、中国の歴史ドラマなどで皇帝が臣下に怒るような場面などで用いられている模様)。
日常的に使われることもまずないので、「上から目線キャラ」の使う言葉として認識されることもある。
「機動戦士ガンダム00」のティエリア・アーデの台詞
劇中でティエリアの逆鱗に触れる行為をした時に、彼が怒りを以って発するセリフである。
「万死に値する」という言葉自体は様々な作品のキャラクターのセリフとして使われているのだが(例えばヴァルキリープロファイルのジェラードなど)、Pixivでは知名度の関係等もあり、彼を意識したものがかなり多い。
類義語に「絶望した!」がある。
その他のガンダム作品
ガンダムビルドダイバーズにおいて、シャフリヤール(GBD)がこのセリフを発した。
彼の使用するガンプラはセラヴィーガンダムをベースとした物なので、ある意味でもメタ発言と言えるのかもしれないが。
ガンダム以外の作品
ウルトラマンゼロ外伝キラー・ザ・ビートスターにて、ビートスターに操られていたとはいえ忠誠を尽くすエメラナ姫に手を上げてしまったことを悔やむジャンボットが、己の行為に対して口走った。
上述したようにセリフ自体は普遍的ではあるのだが、ジャンボットのCVはティエリアと同じ神谷浩史氏であり、ティエリアの台詞を意識した楽屋ネタであることは間違いないだろう。
ウルトラマンジード第11話では失態を重ねた伏井出ケイに対し、ウルトラマンベリアルが発言。尚ベリアルはジャンボットと交戦経験がある。