概要
漫画『アルノサージュ-生まれいずる星へ祈る詩-』(時系列的には描写からデルタがクック・ド・デルタを開く前、また、ジェノミライ教団に囚われてジルにインターディメントを施される前だと思われる)のヒロイン。
アルノサージュが始まる時間軸では既に廃墟となっている大都市“アメノモリ”の想命姫代理を務めるスタイル抜群(特に胸が…)の少女。
ちなみに彼女が着ている(露出狂ぎみの)巫女装束“アメノミライの装束”は代々“アメノモリ”の指導者を務める想命姫を務める者たちに受け継がれてきたものである。
なお、“アメノモリ”の住人たちは彼女を含め、全員“詩魔法”を使う事が出来ない為、棒術を取り入れた独自の武術が発展している。
現在病で伏せている想命姫ウラシル・パルミウムの一人娘で、“アメノモリ”で独自に発展して来た武術の達人であり、その腕前は“アメノモリ一”で、最早彼女に敵う者は誰もいないという域まで達しているらしい。
活気に溢れやたらと腕っぷしが強いお転婆な少女であるが、街の事を誰よりも愛しており、また、街の子供たちとよく遊んであげる等々、身分関係なく分け隔てなく街の住人たちと打ち解けている事も手伝って彼女を慕っている人々は多い。
また、シャールの襲撃で子供のころから一緒に遊んでいた子供が無くなった際には涙して怒りを露わにする等、誰よりも街やそこに住まう人々を思う気持ちは人一倍強く、いざとなれば自身の命を投げ打つことも辞さない強い心の持ち主でもある。
想命姫である彼女は巨大移民船“ソレイル”の中枢であるサージュ・コンチェルトにアクセスできるセントラルレジストラへのアクセス権限を持っており、それ故に諸事情でネットワーク内で活動しているサージュ・コンチェルトに設置されているとある理由で“シェルノサージュ管”に植物状態で囚われているイオン(厳密にはイオンに仕立てあげられたとある少女)の人格の一部からコンタクトを取る事が出来る為、船内で暗躍する母胎想観への昇華を目論み、その為にサージュ・コンチェルトとのアクセスを試みる為にセントラルレジストラのコアを狙うジル率いるシャールたちや彼女率いるジェノミライ教団の襲撃を度々受けているらしく、更にイオンから教団の実態を知らされている為、教団にあまり良い印象を持っていない。
シャールたちの襲撃から街を守るために“詩魔法”のノウハウや協力要請を得る為に“フェリオン”へと訪れたのが縁でデルタやキャスたちと知り合い、彼らと共にシャールやジェノミライ教団の魔の手から街を守るために奔走する。
街に到着後、セントラルレジストラからネットワーク内にいるイオンとコンタクトを取り、自身の生命エネルギーを使って禁断兵器を起動させようと試みるも七次元先のアースの制御端末とのコネクションが無いために失敗。
その後、ジルの仕掛けた罠によって街の全エレルギーがシャットダウンするという未曾有の危機に瀕するが、皮肉にもそれが原因で街に格納されていた起動には膨大なエネルギーが必要なために失敗作として破棄されていた禁断兵器のプロトタイプに当たるXR41が起動してしまうというジルにとって予想外の事態が起きてしまい、これを好機と見た彼女はXR41へと搭乗。
デルタやキャスと協力して街を襲撃して来たシャールや教団が送り込んできたガーディアン兵器たちの一掃に成功する。
そして戦いの最中、二度とセントラルレジストラのコアが悪用されない様にジルの手が届かない宇宙空間へと破棄する為にイオンの協力の元、ソレイルの船外へとコアを持ちだすと生まれて初めて見た壮大な宇宙の景色に圧倒され憧憬の念を抱くのと同時に何時までも争いを続ける人間たちに憂いの気持ちを抱くも、イオンから何が正しいかは分からないがソレイユを救ったんだと聞かされて少し安心したらしく彼女に感謝の言葉を送った。
その後、XR41の稼働時間が過ぎた事で生命維持機関も停止したらしく、イオンに休むように促されその言葉に従い、ジルの攻撃から身を挺して自分を庇い命を落とした母ウラシルの魂に看取られながら静かに今回の事件で溜まった今までの疲れを取るために何時目覚めるのか分からない程の永い永い眠りへとつくのだった………………。