概要
CV:檜山修之
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部に所属する軍人。
当初は原作単行本の読者からの質問回答のコーナー「SBS」にて読者からの質問(という名の無茶振り)により設定画が公開され、その後「世界会議篇」にて(同じ経緯で誕生した桃兎共々)本編初登場となった。
本名はトキカケ。
“藤虎”イッショウ、“緑牛”と同じく、人事改革にて新たな「三大将」の一人として最終候補に挙がっていた海軍本部中将。
人物
くせ毛の黒髪に糸目、左眉の上にある大きなイボが特徴の中年男性。
くしゃっとシワを寄せた人懐っこい笑顔がとても印象的。
衣装は茶色のソフト帽に水色のラクダシャツ、黄色い腹巻きに裸足下駄を着用し、首からは「豚」と書かれたお守りを下げている。帽子の帯と背中に羽織っている正義のコートは、白生地に茶色の格子柄が描かれたデザインとなっている。
モデルは往年の名優渥美清。
代表作である映画『男はつらいよ』の「フーテンの寅」こと車寅次郎が強く意識されている。
美女に弱い頑固者で、海軍内では鼻つまみ者だが市民には人気がある。また、新大将藤虎とも気が合うらしい。昔気質の江戸っ子口調を常々用いており、海軍元帥であるサカズキのことは「サカズキの社長」と呼んでいる。
本編での活躍
世界会議では、各国の王たちによる会議が行われている間、聖地マリージョア直下の「赤い港」にて、ガープやヒナ(およびその取り巻き二人)、桃兎を含む海軍本部中将たちと共に円卓を囲み会食をしていた。
カイドウ、ビッグ・マムの四皇二人が接触しようとしている事態について、他の中将らとの会話に参加し、その中でヒナが彼らに縁深いガープに意見を求めたことを皮切りに、彼の口から語られる「ロックス」という存在についての話に耳を傾けた。
余談
作者の尾田栄一郎は「人からアイディアを貰わず、自分一人で作り上げる」という事で有名だが、実質読者のアイディア(というよりネタ)で生まれたキャラクターを原作で登場させるのはかなり珍しい事態である。ただ、初期の構想で第2部(新世界篇)以降の三大将を中国の伝奇小説『西遊記』の登場人物にちなんだもの(猿、豚、河童)にするつもりではあったようで、豚を使った名前は予てより考えていたようである。
当初はSBSのネタキャラで終わるものかと思われていたが、2016年公開の劇場版『FILM GOLD』に一瞬だが登場した。
関連タグ
桃兎:似た経緯で誕生した海軍中将。