概要
コングファミリーの長老的存在。物知りだが説教癖がある。
『スーパードンキーコング』および『同2』ではボーナスステージに関するヒントや操作テクニックなどを教えてくれる。特に、普通の発想では気づかないようなボーナスステージの入口情報まで知っている点は大きい。以下に例を挙げる。
- ボ〜ナス部屋から、さらに次の部屋へ行ける所もあるそうじゃ。 - 『1』のオイル工場
- 1つは見つけても、2つあるかもしれんのう。 - 『2』のゴーストコースター
『スーパードンキーコング3』では、スワンキーのテントにて、的当てゲームの対戦相手として登場する。かなりの負けず嫌いなのか、負けると大人げなく難癖をつける。GBA版のリメイク作品では、主人公復帰のために道場を開いてトレーニングをしているのだが、この道場は何を考えて作ったのか入り口は神社の鳥居。どう見ても日本の世界観を勘違いして作った昔の洋ゲーです、本当にありがとうございました。
『ドンキーコング64』では、ドンキー達に新しいアクションを覚える薬を開発している。所謂マッドサイエンティストのようなキャラクターになったのは、この作品だけである。
長らくサポート役に徹していたが、『ドンキーコング たるジェットレース』では遂にプレイヤーとしてデビューした。更に2014年発売の『ドンキーコング トロピカルフリーズ』ではアクションゲームにおけるプレイヤーキャラとしてデビューするなど、活躍の幅を広げている。
声優は開発元が任天堂となって以降、長嶝高士が担当しており、ドンキーコングと同じ人である(声優的な意味で)。なお、アニメ版では中尾隆聖が担当していた。
意外なところでは、『スーパードンキーコングGB』でのバックストーリーにてクルールにバナナを盗ませた元凶という一面も持つ。
また、ドンキーコング64の101%クリアで見られる映像で、彼がディレクターでドンキーコングがオーディションを受けているという、本作の舞台裏を描いたものが見られる。オマケなので意味はないと思われるが他の作品も実は劇だったりするのかもしれない。
家族
現在のドンキーコングは彼の孫にあたる。妻にリンクリーコングがいたが、『3』~『64』の間に先立たれてしまったため、現在は再び独身の身となっている。
また、影が薄いが息子のドンキーコングJr.がいる。このドンキーコングJr.が孫のドンキーと親子かどうかは不明。
正体=初代ドンキーコング
実はクランキーコングは初代ドンキーコングであり、若い頃はマリオと初代ライバルという関係にあった。沢田ユキオの漫画『スーパーマリオくん』でもそのネタが使われており、
マリオを懐かしがり元祖ライバルであることを明かしており、マリオとクランキーコングとの共演する貴重なシーンであった。ちなみに、ヨッシー曰く「マリオさんは歳をとらないんですね」らしい。
また、ワリオランド編では若い時の姿で登場しシャーベッ島のボスのヒンヤリを倒したりパセリの森のボスであるゼニスキーにロボに改造されていたりする。
なお、ロボに改造された後にヨッシーアイランド編でクランキーの姿で出ているので一応元に戻してもらえたようである。
『ドンキーコング64』では、なんとゲーム内でこの初代作品「元祖ドンキーコング」をプレイする事が可能。つまり若かりし頃のクランキーの姿を、ゲーム内のゲームを通して見られるという、懐かしいんだかシュールなんだかネタにあふれたシーンとも言える。
この元祖ドンキーコングは、タイトル名に似合わず主役はマリオ・敵が初代ドンキーなので、最終的に(プレイヤーがあきらめない限り)初代ドンキー=クランキーが負けるシーンを見ることになる。プレイしているキャラクターはクランキーの孫である現役ドンキー。普段、耳にたこができるほど説教を聞かされている祖父が実は無残な負け姿をさらしていたことを知ることになるわけで、その心境はいかばかりか···。
前述にてライバル関係と記載したが、当初の関係はマリオのペット。
ポリーンを攫ったのも「マリオに恋人が出来て構ってくれなくなり、寂しくてイタズラでポリーンを攫った」というもの。
ちなみに後年、孫のドンキーコングも可愛さのあまりミニマリオを盗んだりしている。血は争えないという事だろうか。