概要
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の登場人物パンナコッタ・フーゴと同じく第5部の登場人物ナランチャ・ギルガのBLカップリング。
フーナラはファンによる二次創作であり、男性同士の恋愛(BL)を取り扱った作品に付けられるタグでもある。
2人は同じ護衛チームに属しており、ナランチャがチームに入るきっかけがフーゴだったり、フーゴがナランチャに勉強を教えていたりなど、劇中でも仲の良い様子が描かれている。
余談
第5部のノベライズ作品恥知らずのパープルヘイズでは護衛チーム時代の回想が多々あるのだが、その中でも圧倒的に多いのがナランチャについてである。
他にもジョルノ加入前の護衛チームの様子や、ナランチャがフーゴに拾われ、チームに入るまでの裏話もあるので読みましょう。
めっちゃナランチャの名前出てくるので誰か数えてください。
アニメ版
2018年10月より放送が始まったアニメ「黄金の風」では、原作を補完するアニオリのシーンが多く描写されており、フーゴとナランチャの関係も深く掘り下げられていた。
カプリ島では、ペリーコロへ「ウン…」と生半可な返事をしたナランチャに対してフーゴがナランチャの腹を突きながら「は、い!」と怒鳴るシーンが追加されている。
ホルマジオとの闘いでは、フーゴがお使いにいったナランチャを(ジョルノが引くほど)心配するというシーンが見られた。手の甲をカリカリ引っかき、わざわざ用意した椅子に座りながらアバッキオに「しつこいぞ」といわれるほどである。
また、初登場のインパクトのせいもあってか、一時ツイッターのサジェストにはDV彼氏だのヤンデレだのが出てくる事態に
サン・ジョルジョ・マジョーレ島では、ボートを追いかけたナランチャに対して
「ナランチャ…お前まで……馬鹿か。殺されるぞ……」
とつぶやくシーンが追加されていた。
これで彼の出番は終わり、次に再登場するのはエピローグである
と、思われていた
35話、「鎮魂歌は静かに奏でられる②」において、多くのジョジョファンに衝撃が走った。
シルバー・チャリオッツ・レクイエムの能力によって、ジョルノと体が入れ替わってしまったナランチャ。
ボスを倒すことができる、そう思ったナランチャは、これからの未来を語りだした。
「俺、ネアポリスに帰ったら、学校行くよ!アツアツのピッツァも食いてぇ!ナラの木の薪で焼いた、本物のマルゲリータだ!ポルチーニ茸ものっけてもらおう!」
「そんで…もしフーゴのやつに会えたら、頭悪いってまた馬鹿にされんのも、結構いいかもな」
と。今までのフーゴとのやり取りを思い出しながら、そう言ったのである。
原作では「ほかの奴ら」だった部分が、「フーゴ」に名指しで置き換わっていたのだった。
そして、運命は変わらずに、ナランチャはその後キング・クリムゾンの手によって殺害されてしまう。
悲しみに涙を流す仲間たち。トリッシュとなったミスタの悲痛な叫びがコロッセオに木霊した。
そして、場面は変わり、開店前なのか、「CHIUSO」と書かれた看板が掛けられたとあるレストランが映し出される。そこは、フーゴがナランチャを招き入れた、あのレストランであった。
その路地裏をとぼとぼと歩く姿が一人。フーゴである。
そんな彼のはるか頭上を、飛行機とも、鳥とも呼べる影が過ぎ去っていく。
それに気が付いたのか、フーゴは黙って空を見上げた。
薄暗い、明け方のネアポリスの空が広がっていた。
ナランチャは最期、フーゴに別れを告げ、仲間の元へと旅立っていったのだった。