内富士ゆか
うちふじゆか
CV:名塚佳織
説明
内富士先生の妻で、第24話で初登場。
初登場時は妊娠中であり、第27話で長男を出産した。
この話では、陣痛から出産までの痛みと苦しみをちゃんと描いたと言う女児アニメとしては稀有な演出がされている。分娩台で痛みのあまりに苦悶の表情で絶叫し、心配して言葉をかけようとする夫に(会話する余裕なんてないから)うるさいと当たり散らす様子などはかなり生々しい。
プリキュア変身者たちはその出産に付き添うが、まだ中学二年生(および小学六年生)の彼女たちにはリアルな現場は少しショッキングであったようで不安な表情を隠しきれていなかったが、無事赤ちゃんが生まれた時には感動のあまり涙を流していた。
出産後は母子ともに健康であるようだ。
この27話において内富士ゆかは「痛みと苦しみを超えて子供を愛する尊さ」を子供にも判りやすく伝えてくれるキャラとして登場しているが、その後の37話が「苦痛のない帝王切開を選んだ妊婦が自分はちゃんとした母になれていないと悩む」というかなり攻めたエピソードとなっており、この27話は37話とセットで視聴することを推奨する。(詳細はこちらを参照)
なお、最終回のエピローグで11年後の野乃はなの出産シーンが長尺をとって描かれているので、本作は出産エピソードを3回も行なっていることとなる。放映終了後に刊行されたコンプリートブックによると、最終回では大人になったはなの出産シーンを分娩室にカメラを入れた構図で可能な限りリアルに描くという構想が最初からあり、その上で「やはりこれをプリキュアでやるのはお茶の間のショックが大きいだろう」と予想し、視聴者を慣れさせるための準備段階として、陣痛とか帝王切開とか普通の女児アニメではまずやらないネタを事前に盛り込んでいったのだという。
余談であるが、第一子誕生回の30分後の世界ではとあるライダーが殉職する衝撃ストーリーが展開されたが(しかももう1人犠牲者が出ている)、問題はその1時間後の世界でお茶の間を腹筋崩壊の地獄絵図に変えたため、わずか1時間の豹変ぶりにネットも地獄絵図と化した。
中の人について
担当声優の名塚佳織女史は『ふたりはプリキュア』&『ふたりはプリキュアMaxHeart』の森京子・『魔法つかいプリキュア!』のリズに続いて3回目のプリキュアシリーズ出演である。
また、名塚佳織さんは『エウレカセブンAO(第14話)』でも出産シーンを演じている。