クラス:ワイバーンナイト
CV:大川透(ファイアーエムブレムヒーローズ)
概要
グラド帝国の帝国六将のひとりにして「月長石」の称号を持つ竜騎将。
元々野心家ではあったものの、デュッセルの言いつけを破り「魔性の槍」に触れてしまったため、狂気じみた性格へと変貌してしまった。
語尾に疑問形をつける奇妙な口調をしている。
戦いの意思を持たない民を虐殺したため、一度は将軍の地位を追われたが、今回の戦いに乗じて再び将軍の地位を得る。
グラド帝国の異変に気付いたグレンを殺害し、弟であるクーガーに嘘を吹き込みエイリーク一行を襲わせたり、手下を港に配置してエフラムの行き先の妨害をするなど、何度もルネス軍の進行を妨害してくる。
最終的にはケセルダと共にジャハナの聖石を破壊した後に女王イシュメアを助けに来たエイリーク達を奇襲しようとするが、エフラム達と合流したこともあり、敗北する。
クラスはドラゴンナイトの上級職「ワイバーンナイト」。ぎんのやりに加え間接攻撃ができるスレンドスピア、弓特効を無効化する「フィーリの加護」を持っている。
しかし、マップが飛兵に有利な砂漠にもかかわらず一切動かない。フィーリの加護も盗めるため、取り上げられた上で弓で撃ち落されるという光景が多々見られる。しかもステータスがなぜか以前の章よりも下がっているため、あまりボスとしての威厳がない。
そもそも将軍としてはかなり無能で、やたら小物っぽい発言が多いこと、ワカメっぽい髪型、そして飛行特効を打ち消すアイテムを所持している事から、プレイヤーの間では同じような立ち位置である封印の剣のナーシェンの後継者としてネタキャラ扱いされている。
というか、ナーシェンは一応自力で1つの地方を落とす等、そこそこ有能なのに対し、ヴァルターは「エイリークにトドメを刺せる状況にも関わらず泳がせた結果逃げられる」「攻城後のエフラムを大軍で囲ったにも関わらず取り逃がす」等、その無能さはナーシェンと比べ物にならない。
ヒーローズ
月長石 ヴァルター
「我が名はグラド帝国六将の一人、
【月長石】のヴァルター。
お前も、私に食われたいか?」
属性 | 青 |
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武器種別 | 槍 |
タイプ | 飛行 |
武器 | 魔性の槍(専用) |
奥義 | 月光 |
パッシブA | 飛燕の一撃 |
パッシブC | 恐慌の奇策 |
ファイアーエムブレムヒーローズでは2017年8月に大英雄戦で槍・飛行ユニットとして登場。後にも先にも珍しいワイバーン乗りであったが、2018年夏にヒーニアスが超英雄としてワイバーンに乗って登場した。
☆5まで育てると原作で自分を狂わせるきっかけになった「魔性の槍」が習得できる。この魔性の槍は、戦闘後にダメージを受ける代わりに攻撃と速さが上がり、奥義カウントも少なくなるという劣化版獅子奮迅2とキラーランスの複合スキルでかなり強力な効果を持っている。強さのインフレが進んだ現在はもっとぶっ飛んだ武器が多いが、その殆どがガチャ産か武器錬成後なのでキャラ入手とスキル取得のしやすさではこちらが上だろう。
また、スキル「恐慌の奇策」も相手のバフをマイナスにひっくり返すというスキルであり、☆5で取得できる「恐慌の奇策3」は発動条件が緩くなってかなり強力。このようにイベント配布キャラながら優良なスキルを持つため、優先的に☆5に覚醒させるべきキャラである。原作では弱すぎたため、いいリベンジになったと言えよう。
弱点としては魔防が低く、杖の魔力でもやられかねないために魔法キャラの射程には気をつけなければいけない(もちろん弓にも注意)。さらに恐慌の奇策3はターン開始時のHPで計測するため、自傷ダメージを受ける魔性の槍と噛み合わず、ヴァルターのHP自体も高い方ではない。また遠距離から攻撃されても魔性の槍の自傷ダメージはしっかり発生する点にも注意、HPが育っていない低レベル状態だとあっという間にボロボロになる。しかし、これを逆手にとって「速さの覚醒」等の覚醒系スキルをパッシブAに引き継がせるというロマン構成が可能な数少ないキャラでもある。
また聖魔の光石当初は声はなく、覚醒以降から戦闘、支援会話と全てに声が付けられた事により、ヒーローズでも同じく採用。ベテラン声優の大川透氏によって声が渋く、ナーシェン枠という印象を抱いていたプレイヤー達を良い意味で驚かせた。イラストの評判の良さもあり、小物っぽさよりも戦闘狂じみた残忍さが強調された印象となった。
しかし、「食わせろ」や「美味そうだ」等の比喩表現だが食べることに関する台詞が多いので「お腹を空かせてるのかな?」「美食家?」とプレイヤーに思われ、「腹ペコおじさん」と呼ばれることも。また、一見原作の妙な言葉使いは無くなったように見えるが☆5でレベル40まで育てると…。
主人公には基本的に威圧的な態度をとるが、「疲れているのか?ならば体を休めておけ。」と優しく接してくれる時もある。
イベントマップは一番簡単な「ハード」でも増援がガンガン出現するため、適当な指揮をとっているとあっという間に息切れしてしまうので注意。増援が出るまでに全滅させれば早く終わらせることができるが、処理しきれない場合は無理をしないほうがいい。
このため高難易度の「インファナル」は当時「大英雄戦歴代最高難度」と言われていた。
余談だが、8月下旬の大英雄戦が始まった際にスマホ等のアプリの通知がこのイベント開始の通知で溢れるという現象が起こり、「ヴァルターの自己主張が強すぎる」「運営がヴァルターを推してきてる」と話題になった。ちなみに通知の内容は「大英雄「月長石 ヴァルター」がスペシャルマップに登場!残虐な奇将に挑戦しよう!」である。