概要
学園都市に7人しかいない超能力者(レベル5)の第7位であり、生まれながらにして異能を有する「原石」の一人。通称ナンバーセブン。
白ランに旭日旗のTシャツという一昔前の番長のような服装の少年。
他人が困っていたり傷ついていたりしたら、迷わず助けるような熱い性格。口癖は「根性」。
彼の能力は学園都市の学者さえも取り扱えないほど複雑かつ繊細な力らしく、超能力者(レベル5)に分類できるものかも確信できない上、そもそも能力者であるかどうかも怪しい。現在世界に約50人ほど存在することが確認されている原石だが、その中でも世界最大とされている。
アメリカによる「原石」採集に端を発する一件では、牽制目的で学園都市に侵入したオッレルスと交戦するも敗北する。
圧倒的な力で打ちのめされたにもかかわらず、嬉しそうに「鍛え直しますか」と呟いていた。
登場回数は決して多くないため人間関係などは不明だが、彼の担当教師からはその正義漢ぶりを信頼する発言が出ており、理解者は得ているようだ。
また後述のスピンオフ小説ではかつて助けた少年や打ち倒した不良と腐れ縁になっている様子が伺える。
能力
能力名 | ???(解析不能) |
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解説 | 謎な能力であり、具体的な原理は不明。スーパーヒーローみたいなことが色々できる能力とでも言うべきか。彼曰く根性そのものであるらしいが……。 |
- 自分の背後にカラフルな煙が出る爆発を起こす
- 両手をあげて、自分の上にあるものを火山のように吹き飛ばす
- よくわからないオーラで自分を包み込む
- 心臓に銃弾を撃ち込まれても痛いで済む防御力
- 容赦の無いリンチに傷一つ受けずに耐える耐久力
- 周囲を囲む男たちを吹き飛ばす衝撃波
- 音速の2倍の速さで繰り出される拳
- 傭兵にしか見えない大男を一撃でのす必殺技「すごいパーンチ」
など、もはや別作品のキャラクターに見えるハチャメチャぶりである。また後述のスピンオフ小説では御坂美琴相手に更なる大技を見せている。
彼自身も自分の能力を正確に把握しておらず、確信していた能力の理屈が間違っていた、なんてことも。足も速く、上条を投げ飛ばし、反対側でキャッチする事に成功している。
その癖、自衛や反撃目的で放った攻撃の命中精度は割と高め。ただ、攻撃範囲はそれ程広くないからか、一応、異能などによるゴリ押しで突破可能と推測している者もいる。
オッレルスの発言曰く、軍覇の能力は自分と同じく「(人間の言語や認識では)説明のできない力」であるとのこと。
また、後述での電気関連能力者との対峙の際、作画などのミスなのか、削板の異能による怪奇現象なのか悩ましいことも起きている(メダルの状態など)辺り、護身向けの能力として大雑把に捉えるのも難しいようである。
超電磁砲での削板
『とある科学の超電磁砲』の原作にも、「幻想御手」を使った生徒の回想シーンの中で(顔ははっきり出ないが)登場している。
大覇星祭の開会式では食蜂操祈と共に選手宣誓を行っており、元々の文面にはないアツい言葉をお馴染みの謎爆発と共にかまして場の空気を持って行き、食蜂に敗北感を味わわせた。
また、第5巻特装版『偽典・超電磁砲』のスピンオフ小説「とある自販機の存在証明」(バッカーノやデュラララの作者である成田良悟著)にも登場し、同じ「レベル5」の一人である御坂美琴と交戦している。
その際にも
- 砲声とともに口から謎の波動を放つ
- 電撃の槍を蜃気楼のような謎波動を纏った拳で防ぐ
- 赤青黄色のカラフルな爆発を背負いながら落雷攻撃を迎え撃つ(自称:超すごいガード)
- 超電磁砲を歯で受け止める(ただし本来の三割程度の威力)
など不可思議な能力を行使し、自分からは一切攻撃せずに互角に渡り合った。
木原幻生によって御坂が暴走した際は上条当麻と共闘している(さすがの彼も御坂の電撃を消滅させるのには驚いたようだ)。
詳しくは予測不能コンビにて。