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「子供に夢はいらない。どうせ大人になるまでに、人形やおもちゃのように夢も捨ててしまうのさ」

「ほれ見ろ!大人は敵だ!大人はいつでも子供の邪魔をする!夢も自由も全部、大人は子供から奪ってゆく!」

概要

別名:異次元人
身長:人間大~56m
体重:人間大~4万9千t
出身地:異次元
演者:椰野素子(異次元魔女)
CV:藤波京子

第8話「ハロウィンの夜に」に登場。

毎年ハロウィンの夜になると、世界のどこかに出現する生命体で、強力な磁場を作ってブラックホールのように空間を歪め、次元を移動することができる。

魔女に扮して現れ、食べた者に悪夢を見せる飴を子供に配り、それを食べた子供たちをオルゴールの音色で巨大なジャック・オ・ランタン型のアジトに連れ去り、夢を食べて廃人にしてしまう。

夢を奪われ、廃人化した子供は「夢の墓場」という公園のような場所に捨てられる。

なお、子供ばかりを狙う理由については、本人曰く「大人の夢とは『欲望』であり、腐っていて食べられたものじゃないから」らしい。

今年のハロウィンでは日本に出現し、大はしゃぎで飴をもらいに来たマドカ・ダイゴをすげなく断るも、鏡に姿が映っていないことを怪しまれたため、アジトに捕らえる。

ダイゴをカプセルに閉じ込めてスパークレンスとガッツハイパーガンを没収し、再び町へ出て子供をさらおうとするも、レナ隊員が子供に件の飴を分けてもらったせいでオルゴールの音に操られかけたことからGUTSに存在が露呈。シンジョウ隊員に銃撃され、ダイゴにも脱出されてしまう。

逃げようとしたが、ウルトラマンティガに止められたため巨大化してティガと戦闘。

マトリックス避けで回し蹴りをかわす、次元を移動して背後に回り込む、分身するなど、変幻自在に立ち回ってティガを苦戦させたが、タイマーフラッシュで分身を消され、空中に放り投げられると、ウルトラフィックスで動きを止められたところにゼペリオン光線を受けて消滅した。

ギランボの死後、オーロラが現れ、そこから降り注いだ光の粒子により子供たちは夢を取り戻すことができた。

円谷プロ公認の擬人化企画により美少女化されたギランボ。

デザインを担当したのはハル犬氏。

ジャック・オ・ランタンの意匠を施されたゴスロリ少女へとデザインされている。

上記のように、原典ではばあさんに変装していたはずなのだが……そんなことは微塵も感じられないデザインになっている。

漫画版では、第17話に登場。

円谷学園の生徒たちから夢を吸収しようと暗躍するが……。

余談

  • 実はモチーフはハサミ
  • 放送当時はまだハロウィンが現在ほどメジャーな行事ではなく、ムナカタ副隊長は「いずれクリスマスのように日本中に定着するかもしれない」と語っている。……まさか「変態仮装行列」などと揶揄される有様になろうとは、さすがのGUTSも予想できなかっただろうが。
  • 声を担当する藤波京子は、同じ円谷プロの特撮番組、『チビラくん』にてママゴンの声を担当していた。
  • 実は本作は『少子高齢化』をテーマにした作品になる予定で、200歳から300歳の者しかいない世界で子供達がこき使われるという作風で完成段階に入っていたが、監督の一存で作り直しになった。そしてハロウィンと夢をテーマにした子供達が楽しめる作風になった…が、ギランボのセリフから別ベクトルでの黒さが滲み出ている辺り、さすがは円谷プロ作品と言った所か。
    • 『子供の夢を食い物にする大人』を非難しているような発言が目立つギランボだが、物理的に子供達の夢を食っている以上、ブーメラン刺さりまくりである。
    • 毎年子供達の夢を食しては夢の墓場に捨てていたわけだが、8話開始以前の子供達が親元に帰れたか、生活に再び適応出来たかは不明である。バラナイトメアのような事になっていないといいのだが。
  • 作中BGMは『10人のインディアン』が使われており、聴き続けていると不安な気分になってくる事請け合い。一般的には明るい曲として認知されているが、実はこちらの原曲もネイティブアメリカンの子供が次々といなくなっていくという恐ろしい曲。子供を連れ去るギランボにぴったりの曲なのかもしれない。

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ギランボの編集履歴2019/08/20 14:50:05 版