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新京成電鉄の編集履歴

2019-09-15 14:31:25 バージョン

新京成電鉄

しんけいせいでんてつ

千葉県を営業エリアとする準大手私鉄。

千葉県において鉄道事業・不動産業を行う準大手私鉄。

名前の通り、京成の子会社である。


新京成線

路線は松戸~京成津田沼間26.5km。新津田沼迄標準軌複線。当初1,067mmで開業、1953年(昭和28年)10月に全線の軌間を1,372mmに、1959年(昭和34年)8月には1,435mmに改軌。

新津田沼と京成津田沼の間は単線(京成津田沼付近の京成の社員用の建物が建っている所を除いて複線分のスペースはほぼ確保されていて、総武線を跨ぐ橋脚も複線規格で架けられており、新津田沼側は長さ12・3両分の引き上げ線として使用されている)。

新津田沼-京成津田沼の間が単線なのは、現・イオンモール津田沼(旧・イオン津田沼SC)の場所には、京成電鉄第二工場が1982年(昭和57年)頃迄存在した。そこへの引き込み線(京成電鉄に所属する構内側線)の扱いだった当時の名残で、京成電鉄の車両工場が宗吾参道に移転した後の1987年(昭和62年)に新京成電鉄へ譲渡された。0キロポストは現在も新津田沼駅に有る。

新津田沼駅は、現在の位置に落ち着く迄駅舎の位置や路線がかなり変わっている。以前は同駅と京成津田沼駅への2つの路線が有ったが、現在はかなりの急カーブで1つの線にまとめている。


京成津田沼から千葉中央まで京成千葉線への乗り入れを行っている。将来は京成車による相互乗り入れや運行時間の拡大、京成千原線への乗り入れ区間拡大も検討している。

かつては北初富駅から同じ京成グループ北総線への乗り入れも行っていたが、北総線2期開業後の1992年に廃止されて連絡線も撤去された。

運賃が安く、端から端まで乗り続けても250円で済むが、回数券は有効期間がやや短い。


ちなみに、松戸方面行が「上り」、京成津田沼方面行が「下り」とされている。


カーブが異常に多く、曲がりくねっているのが特徴だが、カーブが多いのは元々は日本陸軍の演習線(演習線の軌間は600mmのナローゲージ)だった為である。演習線時代にはもっと途方もなくカーブだらけの線であり、これでも私鉄として開業する際にかなり直線化している。路線は下総台地の分水嶺に沿ったルート(つまり小金牧の区域内)を走っており、トンネルも川に架かる橋も高架線(現在新鎌ヶ谷付近で立体化工事中)も一つもない。


実はこの演習線、今でこそ京成の物だが、これを西武と京成で取り合いをしたらしい。

もしこの時に西武が勝っていたら、この線は新西武線に成っていたのか?


かつては松戸 - 柴又間・国府台間の免許も取得していて、松戸市内では路線用地も買収していたが、千葉大学園芸学部や柴又駅周辺の反対にあって計画は頓挫し、未成線化されたまま1971年(昭和46年)頃に免許を失効。買収した路線予定地のうち三矢小台駅(仮)はリブレ京成三矢小台店・松戸新京成バス折り返し場に、松戸駅付近は常磐線の複々線化用地に、その他も多くが住宅地に転用されている。

又、国府台駅迄の延伸計画は、流山電鉄(現流鉄)が市川駅へ延伸する免許を取得し、延伸が実現してしまえば、京成系列の縄張りに深く侵入し、流山電鉄が路線バスも運行し、経営権を侵される恐れがある事から、延伸を阻止する目的も有った。

この延伸計画は、新京成線と京成金町線を接続する構想で、実現していたら新京成線の都心乗り入れもあったかもしれない。


車両の塗装は元京成車がクリームと茶色、新京成による新車・更新車がクリームと赤であったが後に後者に統一された。さらに1979年以降は↓画像の様な茶色クリーム色をシンボルカラーとしていたが、2014年8月にピンク色がコーポレーションカラーとして制定され、以後4年間をかけて全車両が白とピンクの新塗装に変更される。このシンボルカラー変更には沿線住民からも賛否両論ある模様。


車両

現有形式

1982年以降8両編成化が進めれられたが、近年は乗客減が進んだこともあり、現在は全列車が6両編成に統一されている。

N800形

正面画 新京成N800形新京成N800形新塗装

↑左が搭乗時の新京成マルーン塗装、右が2014年以降採用されたジェントルピンク塗装


新京成最新車両。京成の新3000形をベースにした兄弟車。800形の後継として造られた。2019年2月現在、6両編成5本が在籍。なお、2015年12月に導入された第4編成はヘッドライトのLED化と車内案内表示装置がモニター化(モニター自体は小糸電工のパッとビジョンを採用)されるなど、若干のマイナーチェンジを受けた。更に2018年8月導入のN858編成は新塗装で落成しておりN800形で唯一のフルカラーLED装備車である。ちなみに、第3編成は登場時何故か自動放送装置を省略して登場した(現在は取り付け済)。


8900形

【HD新京成01】三兄弟のいとこ【8900形】

新京成では初の軽量オールステンレス車。京成乗り入れ非対応。数少ない8両運用専属であったが、最近になって中間のサハ車2両を抜き取り、乗り入れはできない(ただし、行先の表示に「千葉中央」があるため、今後乗り入れの改造を受ける可能性はある。屋根も京成の無線アンテナが取り付けられるように、製造時から台座自体は取り付けられている)ものの、6両編成3本になった。その際、第1編成のみ新塗装化と運転台の改造、VVVF装置の交換を受けた。残りの2本は当初サハの抜き取りのみを実施したが、第2編成が新塗装化のみ、第3編成が第1編成同様の改造を受けた。抜き取られた中間のサハは全て廃車・解体された。


8800形

どうやら新京成も・・・

日本の直流1500V鉄道路線用としては、VVVFインバータ制御を本格採用した初の車両として有名。というか、公式には「世界初の長編成でVVVFを使用した」とうたっている。

(大阪市営地下鉄は750Vだったし、近畿日本鉄道では2両編成だったから・・・)

2006年から2014年にかけて、既存の8両編成から中間の2両を抜き取り6両編成になった。その際、抜き取った中間車を先頭車化改造して、最終的に8両編成12本から6両編成16本に組み替えた。2016年2月現在、第3編成が同系列で初めてVVVF装置自体の交換を受けた。SIVも交換されたが、原型車のものや先頭車化改造車が採用するN800形と同じものとは異なる。

京成乗り入れ対応(現在の第1~4・8・11・12・16編成)と乗り入れ非対応の編成(現在の第5~7・9・10・13~15編成)が存在。塗装・乗り入れ装置の有無・各種機器の違いなど、編成によってかなり違いがある。最後の旧塗装車であった15編成は2018年7月に新塗装となった。これにより8800形の旧塗装車は消滅した。


8000形

正面画 新京成8000形

新京成8000形

[pixivimage:]

前面のデザイン・配色から「新京成の狸」「くぬぎ山の狸」の愛称で呼ばれる。

1978年から1987年にかけて6両編成9本が製造された。

1979年製の8504Fからその後30余年続くアイボリーとマルーン帯の新塗色で登場、1981年製の8506Fからは界磁チョッパ制御が採用されている。また当初は北総線への乗り入れは行っていなかった。


2011年以降、故障や老朽化によって廃車が進み、2013年にはVVVF化改造車がATSの故障により休車になりそのまま廃車されたのを皮切りに8800形の6両化による余剰車整理やN848Fの導入により2018年2月現在、同様にVVVF化された6連3本のみが残る。余談だが、雑誌や公式の広告に描かれている新塗装車は2017年4月まで登場しなかった。

なお、新塗装化の過程で8512Fが直通対応車塗装になる前の新京成マルーンにリバイバルされた。8514Fは現在、新京成に所属する車両で唯一新塗装になっていない車両であるが、N858Fの甲種輸送計画が発表されていることや窓枠や屋根の肩部に塗装の劣化等がみられることから廃車が近いと思われる。8518Fは8000形の中で唯一の新塗装車両である。


過去の形式

旧型車

極めて多種多様かつ変遷も複雑なので、簡単な概要のみを記す。

1947年の開業後、1970年に新造(実質的には車体更新車)された250形までは、全ての車両が京成電鉄からの中古車、またはそれらを更新した改造車であった。(中には試験的にアルミ製車体を新造したものも存在した)

バブル期まで沿線開発による需要の爆発的増加が続いたため、自前の新車である後述の800形の製造後も1978年まで中古車の購入は続き、また既存車の更新・再更新による近代化が進められ、さらに1982年以降は8両編成化が進んだ。

1970年代後半に、14メートル級の小型車や未更新の老朽車の廃車はあったものの、8000形の増備による旧型車の本格的な置き換えが始まったのは1984年以降になってからであり、最終的に1990年に8800形によって全車が置き換えられるまでその活躍は続いた。

現在、最後まで残った200形(204号車)が京成時代末期の姿に復元されて、宗吾工場内で保存されている。


800形

1971年から75年にかけて36両が製造された。

当社は4両編成と2両編成が存在したが、間もなく6両固定で運用されるようになり、1981年からはアイボリーとマルーン帯の塗装に変更されている。

さらに1985年以降の冷房化、さらに8両編成化で様々な更新・改造が行われた。

変わったところでは、北総線2期開業時に1編成8両が「譲渡」され、1年後の直通運転廃止時に出戻りで復籍するなどの動きもあった。

2010年7月17日に実施されたダイヤ修正で朝ラッシュ時の運転間隔を現行の4分毎から4分30秒毎に変更されたのにともない、定期運用から離脱した。

そして翌週の7月24・25日に事前申込制の「さよなら800形イベント」が開催され、営業運転を終了した……筈だが、その後も、何事も無かったかの様に営業列車(しかもラッシュ時に)として走っている姿を、沿線のファンに何度か目撃されていた。


関連タグ

京成電鉄 京成千葉線 赤電

北総鉄道

トッキュウ5号ピンクカラーの車両について、関連性があるかも。


ピンクと白

伊予鉄道:こちらも同じくコーポレーションカラーが変更され、沿線住民から賛否の声が上がっている。

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