ネロス帝国
ねろすていこく
概要
帝王ゴッドネロスを首魁とする大軍団。社会の裏で常に暗躍している秘密結社であり、表の顔として世界的大企業「桐原コンツェルン」を運営している。経済・軍事両面から世界を支配せんと企む組織であり、ゴッドネロスによって編成された4つの軍団を持っている。
この手の悪の組織としては珍しく、幹部以外にも階級が存在しており、各軍団長である”凱聖”たちを筆頭に10の階級に別れている(後述)。
拠点は桐原コンツェルンビルの地下に存在し、移動も可能な「ゴーストバンク」で、各軍団員が個別に所有するゲートで地上のどこへでも移動できる。
4大軍団
ゴッドネロスに忠誠を誓う4つの軍勢。軍団長である凱聖を筆頭に個性的な面々が揃う。
階級制度
これら4大軍団の団員には以下の階級が与えられている。
大相撲の階級(横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序の口)と同じ10階級になっており、階級による身分差が厳然としている。激闘士以下のネーミングは、地震の震度の強さを現わす表現(激震=震度7、烈震=震度6など)に因んだものになっている。
ほぼ不動の地位である凱聖を除けば、豪将以下の階級は手柄を立てたり作戦に失敗する事によって昇降格が行われる。地位が下になればこき使われたり、危険な任務を押し付けられたりもするし、逆に地位が上がれば帝王ゴッドネロスの覚えもめでたく、栄誉も権力も手にすることができるので、どの軍団員も手柄を立てる(中にはザーゲンのように見返りを求めず忠義にのみ殉じる例外もいるが)為に、日々しのぎを削っている。
この上から下までかっちり枠にはまった組織構造は現実の会社を彷彿とさせる内容であり、「己の出世のために足を引っ張り合う」「組織の秩序維持のために切り捨てられる」「ミスや失態で軍団にまで咎や非を追及される」「実力が正しく組織に評価されず、埋没を余儀なくされる」など、軍団員達のプライベートでの魅力も表現していた。『超人機メタルダー』という作品にある種の異様な雰囲気を与えている要因の一つである。
余談
『スーパーヒーロー作戦』では、機甲軍団とモンスター軍団の代わりに
が登場する。
ちなみに『超人機メタルダー』テレビ本編の初期数話では、桐原剛造が登場する場面で表示される『桐原コンツェルンの総帥』の字幕が『桐原コンッエルンの総師』と誤記されていた。