概要
敵の拠点に潜入するも、罠に嵌って捕らえられた井河アサギとその妹:さくらが、魔界の医師:桐生佐馬斗の手により、肉体を遺伝子レベルで改造された結果、3000倍の感度を持つ肉体へと変えられてしまったことに由来する。
感度3000倍というとどれくらいなのかピンとこないが、作中では「普通の女なら肌を優しく撫でられただけで絶頂してしまうようになる」と語られている。このことから、少なくとも性感に関しては洒落にならないレベルでの強化(?)が施されている模様。
一方で、それ以外の感度(視覚・聴覚・味覚・痛覚・嗅覚など)に関しては言及がないため、これらに関しては特段強化が施されていないものと考えられる。もっとも、視覚や聴覚をいたずらに強化してしまうと、万が一正気を取り戻して反逆された時に洒落にならない事態になることは想像に難くないため、ある意味当然とも言える。
なお、結局アサギとさくらの肉体は元には戻らなかったが、アサギは持ち前の強い精神力でこの状態を強引に克服している(一方のさくらは薬を摂取することで症状を抑えなければならなくなった)。
まさかのトレンド入り
良くも悪くも『対魔忍アサギ』を象徴する用語の1つであり、一部のファンの間では(主にエロ方面のネタとして)有名であったが、2019年9月中旬にこのフレーズが一般層にまで広く知れ渡るという珍事が発生することとなった。
事の発端は、東京ゲームショウで対魔忍シリーズの新作『アクション対魔忍』の詳細が発表されたこと。
硬派なエロゲーであった本作がまさかの全年齢向け作品へと転身したことで「あの対魔忍が全年齢か~」「前は“感度3000倍”とかあったのにね」といった話題がファンの間で持ち上がるようになった。
その結果、TwitterのトレンドやYahoo!の検索ワードランキングに“感度3000倍”が浮上するという事態が発生、対魔忍シリーズを知らなかった者たちにもいつの間にかこの“感度3000倍”が独り歩きして広まっていくことになった。
ちなみに、同日の午後にはtwitterのトレンドのトップになり、午後3時頃には遂に世界トレンドのトップにまで躍り出てしまった。
エロゲ発祥の用語が遂に世界を制したのである。
余談
なお、もしも実際に人間の特定の感度だけをいじくろうとすると、神経やそれらを制御する脳の複雑な働きなどを完全に熟知し、なおかつ他の感度に一切影響がないような施術を施さなければならないので、少なくとも現代の医学や科学ではこのようなことをするのは不可能だと思われる。
もっとも、アサギたちを改造した佐馬斗は魔界の医術者であったため、人間よりも優れた魔界の医術(?)を使ったと考えればそこまで不自然な話ではない(具体的な方法等についてはわからず終いだが)。
いずれにせよ、医学や科学のとんでもない無駄遣いをしていることに変わりはないわけだが…。
100倍や1000倍とかではなく、なぜ「3000倍」という中途半端な値を設定したのかは謎。
プレイヤーへのインパクトを狙ったというのもあるのだろうが、実際に口に出して読んだ時の語呂の良さやリズム感なども決め手になったのかもしれない。
関連イラスト
元ネタがエロゲであることもあり、イラストも大部分がR-18である。
関連タグ
醒鋭孔 - 相手を痛感神経が剥き出しになった状態に変化させる経絡秘孔の1つ。ある意味“感度3000倍”の先駆けと言える…かもしれない。
メルトリリス - 皮膚感覚を持っているため、「感度3000倍にすればちょうどよくなるんじゃないか」等とネタにされることも。
クウガ・ペガサスフォーム - 「全身の感覚が極限までアップする」という点で、ネット上で話題になった際に連想した特撮クラスタが多数いた模様。ただし、こちらの場合、パワーアップしているのは視覚・聴覚等である。