概要
肩に担ぐタイプの大型火器の通称。
名称の由来は「バズーカ」が開発された当時、アメリカで人気だったコメディアンのボブ・バーンズが持っていた大きな笛型小道具から来ている。
無反動砲と混同されがちではあるが、バズーカと称される場合は弾頭自体が推進力を持ったロケット砲のほうが正しい。
本来「バズーカ」とは、米軍が使用した「60mm対戦車ロケットランチャー」(M1・M9(M9A1)・M18)に対する愛称であり、兵器のカテゴリーではない。
(「大日本帝国の戦闘機は全部ゼロ戦」と言っているようなものである)
朝鮮戦争時の「M20 89mm対戦車ロケットランチャー」は「スーパー・バズーカ」の愛称で呼ばれている。
個別の愛称が兵器のカテゴリーとして一人歩きした例は、バズーカのほかにバルカン砲なども存在する。
架空兵器としてのバズーカの定義は「実在のバズーカに則った形状」もしくは「大口径の手持ち武器」である。
またギャグとして人に平然と向け砲撃する作品も多い。尤もギャグなので撃たれた側はは少し焦げてアフロになったり遙か彼方に飛ばされるだけだが。
主なバリエーション
M1・M1A1「バズーカ」
60mm対戦車ロケットランチャーである。もともとバズーカはこれを指す。
M9・M9A1
M1を空挺団向けに改良したもの。2つに分割できるようになっており、持ち運びに便利。
M18
M9の本体をアルミ合金製とし、軽量化を図ったモデル。
M20・M20B1・M20A1・M20A1B1「スーパー・バズーカ」
朝鮮戦争時より使われた89mmロケットランチャー。
M9に比べて整備性の向上が行われている。
M25「スリーショット・バズーカ」
3連装バズーカ。最大3発のロケット弾を装填。次発は発射後に自動装填される。
あまりに重量がかさむため、持ち運べなくなってしまった。
そのため使用するには固定用の三脚が必要で、運ぶ時も三人がかりでやらないといけない。
実戦使用されたかどうかは不明。
関連イラスト
『本物の』バズーカ。
架空兵器としてのバズーカ
- ビームバズーカ(小説版機動戦士ガンダム) … バズーカ型ビーム砲
- GNバズーカII(機動戦士ガンダム00』) … ビームバズーカからの派生。もはやバズーカの形さえしていない
関連タグ
現実
架空
ギャグ
8.6秒バズーカー … 名前だけ。