不思議少女ナイルなトトメス
ふしぎしょうじょないるなととめす
東映不思議コメディーシリーズ第14作目。同「美少女シリーズ」第4作目にあたる。
ストーリー
ごく普通の女子高生・中島サナエは、生まれて初めて行った墓参りの最中に、妹・マナミのブローチを探していた弾みでピラミッド型の墓を壊してしまい、先祖である初代トトメスが封印していた51匹のナイルの悪魔を解放してしまう。サナエは初代トトメスから力を受け継いで2代目トトメスとなり(ごく普通の女子高生をやりながらも)51匹のナイルの悪魔を封印用のピラミッドに封印する戦いを続ける。
概要
前作『美少女仮面ポワトリン』とは異なり、仲間の変身ヒロインは登場しない。
その代わり、主人公・中島サナエの妹のマナミ&その友人のイツカ&ハナコが結成する『トトメス少女隊』が登場するのが特徴で、三人娘はおまじないの本を使って、主人公のサナエを影からサポートする(ただし、おまじないに失敗してパニックやトラブルを起こしてしまい、トトメスに助けられることが多い)。ポワトリンの変身ヒロイン要素に、『おもいっきり探偵団覇悪怒組』&『じゃあまん探偵団魔隣組』の少年(少女)探偵団要素を織り交ぜているのが分かる。また、トトメス少女隊の少女のトリオという設定は次々回作『有言実行三姉妹シュシュトリアン』に受け継がれた。
マナミは最終回で(視聴者にとって)重大な役目を演じる為、前作の主人公の妹・ポワトリンプティットの後継者と言えなくもない。
トトメス少女隊は最終回付近で、ラスボス・ワルサ委員長を捕まえて三代目トトメスになることを目論むが、自分たちの未熟さといかにトトメスが一生懸命戦ってきたかを痛感する羽目になり、一旦夢を諦める羽目になった(本作後半の流れか、次回作・『うたう!大龍宮城』の乙姫は戦わないヒロインとなっている。また、本作後半で題材になるバブル崩壊を強く反映した内容になっている)。
漫画版は『sweetらぶらぶ』の井口ユミが担当していて、初代トトメスがサナエの祖母として、常にサナエの近くにいる点が実写版と異なっている。
「イブンバツータ・スカラベルージュ!!」
「何を血迷う、ナイルな悪魔!」
「美しく戦いたい、空に太陽がある限り!不思議少女ナイルなトトメス!」
「星はなんでも知っている、ナイルはなんでも知っている」
「アメンホテップ!!」
「縛れ!パピルス!」
「あと、○匹」