カタログスペック
頭頂高 | 17.5m |
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本体重量 | 49.9t |
ジェネレーター出力 | 986kW |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
スラスター総推力 | 53,400kg |
概要
型式番号MS-06F2。一年戦争後期に量産されたザクⅡF型の後期生産タイプ。その出自から後期量産型ザクⅡとも呼ばれる。
地球降下作戦によって得られた、重力下での運用データをフィードバックしており、コックピットを内蔵する胸部の正面装甲が強化され、実弾に対する防御能力が向上している。しかし機体は若干だが軽量化され、スラスター推力はS型以上に向上している。
また型式番号の変更こそ無いが、統合整備計画の影響により、コックピットなどのインターフェース類を一新した第2期生産型と称されるタイプも存在する。
武装に関してはザクⅡ用の物がそのまま使用可能な他、統合整備計画にて開発されたMMP-80マシンガンも携行可能。
その機体性能は良好で、一年戦争後は地球連邦軍によって接収された機体が訓練用の機体として運用された他、キンバライトやデラーズ・フリートをはじめとしたジオン軍残党勢力でも運用された。
また、パイロットの腕次第ではあるが一年戦争後に開発された最新鋭機たるジム・カスタムと互角の戦闘を繰り広げるだけの戦闘力を発揮する。
本機を雛型にさらなる改良を重ねた結果、戦争末期には最終生産型が開発されており、加えてデラーズ・フリートに於いては本機とガトル戦闘爆撃機のパーツを流用したドラッツェを開発しており、アナハイム・エレクトロニクスに於いてはハイザック開発に際しての設計ベースとして本機を選択しているなど、機体の発展性の高さをうかがい知る事が出来る。
キンバライト鉱山基地ではジオン残党軍によって複数タイプの本機が運用されたことが確認されており、ランドセルに追加のラケーテン・ガルデンなるロケットブースターを一対追加したタイプや、頭部にアンテナの他にアップリケアーマーを3つ追加して耐弾性を向上させたタイプも見受けられた。