概要
スクウェアで『スーパーマリオRPG』のディレクター等を務めた藤岡千尋が中心になって設立された会社。
スクウェアの2代目社長だった水野哲夫が社長を務めていた。
任天堂の子会社では無いが非常に親密であり、『マリオ&ルイージRPGシリーズ』などの開発を担当した。
同社オリジナルのゲームタイトルとして『コトバトル』、『トマトアドベンチャー』等を開発してきた。
末期
マリオ&ルイージRPGシリーズのリメイクなどを多くリリースしたが、開発力不足が原因で先細りしていったのが原因とされる。
同シリーズのグラフィックは途中から3D化したように見えるが、実は3Dに見えるきめ細やかなドット絵グラフィックであった。それは裏を返せば3Dゲームの開発技術に乏しかったことを意味し、実際3Dパートを外注することもあった。
このためHDゲームの波に乗れず、『Switch』全盛の中、末期の『3DS』でソフト開発を続けた結果、注目度も落ちてしまったのは否めない。
こういった理由からそれらの売れ行きが散々だったこともあり、どんどん会社としては追い詰められるようになる。特に終盤は他機種ながらあの『スーパーマリオオデッセイ』や『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』などと発売時期が重なった事も不幸であった。
同RPGシリーズの『3』リメイク版はマリオシリーズとしてはワーストを競えるレベルの売上を記録するという不名誉まで授かってしまう(ただしゲーム評価自体はとても良い)。
経営状況をファンから不安視されていたが、ついに2019年10月1日に破産手続きが開始され、19年間の活動に幕を閉じる。