概要
「竹鬼」、「竹竿鬼」と呼ばれる事もある、台湾の伝承に伝わる竹の妖怪。
伝承によると、夜中に道を通り過ぎると、道端に竹が道を塞ぐように倒れており、もし通らずにその場で立ち止まれば竹は再び直立するが、竹を跨いで通ろうとすれば、吊るされ、空中にぶら下げられたり、最悪死傷者が出てしまうといわれる。
また一説によると竹篙鬼は日本の高入道によく似た存在で、背が高くひょろしょろとした姿をしているとされているほか、身の丈が3丈(役9.1m)あり、人の後ろについてくることがあるとされ、もしも竹篙鬼に出会ったら、ススキの葉を摘み取って、「私は長くてあなたは短い、私は長くてあなたは短い」と唱えると徐々に短くなって行くといわれている。