概要
台湾の伝承に伝わる、体長が10~30mにも及ぶとされる巨大海蛇。
身体は模様に覆われており、尾には花弁の様な触手が6本以上ついているとされ、外見は個体差なのか伝承によって違うらしいが、一般的には赤と黒の模様をした“双頭の蛇”、もしくは“赤と黒の間者”だとされる。
伝承によれば台湾海峡、主に台湾と澎湖の間の黒水溝に棲息しており、毒の霧を放出して周囲の海を汚染し、毒を吸って海に落ちてきた船乗りたちを貪り食うとされる。また触手や尾に触れるだけでも命を落とすとされ、これが水面に浮かぶと暴風雨が起こるといわれている。
その為、船乗りたちはこの蛇に遭遇した時は冥紙を投げつけて追い払っていたという。