概要
スーパーマリオブラザーズ3
「タヌキスーツ」を着ることで変身する。しっぽマリオの上位互換であり、全身を包む狸の着ぐるみを着たような姿。
回転して尻尾をぶつける「しっぽアタック」ができる・助走をつけてジャンプしボタンを連打すると、一定時間尻尾を振って空を飛ぶことができる・落ちるときにボタンを連打すると、ゆっくり降下できる点はしっぽマリオと同じ。
さらに、しっぽマリオにない追加能力として、十字下キーとBボタンを同時に押すことで、「地蔵マリオ」へ変身できる。地蔵マリオは動けないものの、変身中は無敵であり、敵に接触してもダメージを受けず素通りする。また、空中で変身して敵を踏みつけることで、通常では踏めない敵も倒すことができる。スターの無敵状態でも倒せないクッキーを唯一倒せる攻撃である。
タヌキスーツを入手できる場所は、W4の最初の土管左のキノコハウス(ただし、岩が塞いでいるため、入るにはハンマーが必要。)と、W5地上のキノコハウスである。
コース中には、W5-5の隠し土管にある。土管の入り口をブロックが塞いでいるので、尻尾か甲羅で壊そう。
英語版ではしっぽマリオが「Raccoon Mario(アライグママリオ)」と訳されているためか、こちらは「Tanooki Mario(タヌーキマリオ)」と綴りを少し捻ってそのままの名称を使っている。
また、あちらでは地蔵があまり知られていないためか地蔵マリオは「Statue Mario(石像マリオ)」と訳されている。
スーパーマリオ3Dランド・3Dワールド
その後はマントマリオやバニーマリオ、羽根マリオなどが登場したため、長らくしっぽマリオ・タヌキマリオ共に『マリオ3』のリメイク版のみの登場だったが、2011年の『スーパーマリオ3Dランド』で、新作として23年ぶりにタヌキマリオが復活する。
この作品では「スーパーこのは」で変身することになっており、旧しっぽマリオに近い立ち位置である。
余談だが、しっぽマリオの方はその後1年遅れの『Newスーパーマリオブラザーズ2』で復活している。
なお、今作ではルイージが変身すると狸ではなく狐の耳と尻尾が生える(キツネルイージ)。
地蔵タヌキマリオはクリア後に変身することが出来、外見での違いとして赤いスカーフを巻いている。
また、この作品では残念ながら助走しても空を飛ぶことは出来ない。
また、さらに上位互換として完全無敵の「しろタヌキマリオ」もある。同じコースで5回ミスすると出現するアシストブロックから手に入る「無敵このは」を取ることで一時的に変身でき、コースをクリアすると通常のタヌキマリオに戻る。
続編『スーパーマリオ3Dワールド』ではピーチ姫・キノピオ・ロゼッタもそれぞれ「タヌキピーチ」「タヌキキノピオ」「タヌキロゼッタ」に変身。
だがルイージだけは依然「キツネルイージ」のままである(海外ではルイージも名称のみ「Tanooki Luigi」で統一されている)。
その他
- マリオ3では、タヌキマリオの状態でコクッパを倒すと、王様から「親切なタヌキさん、どうもありがとう。お名前を聞かせてください。」と言われる。
- FC版の5-3で、地蔵状態で靴を履くと、灰色の地蔵靴マリオとなる。地蔵状態であるため敵の攻撃は受け付けないが、土管に入れなくなるという致命的な欠点がある。これは、下キーがずっと入力されていると認識されていると思われる。解除する為にはスーパーこのはを取る必要があるが、取れない場合は完全に詰む。海外版やリメイクでは修正された。
- 同様にFC版で、地蔵状態でハンマースーツを取ると、灰色のハンマーマリオとなる。こちらも全く同じ欠点を抱えている。
関連イラスト
関連タグ
姉ヶ崎寧々 - ぽんぽこネネの姿がどう見てもタヌキマリオとそっくり。
その他の空を飛ぶ形態