概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC20巻収録「へやいっぱいの大ドラやき」。
その名の通り、行き当たりばったりで細菌を作ることができる機械。どんな細菌が出来るかは本当に行き当たりばったりで決まる為、下手をすると大惨事になる可能性が高い。
22世紀でも危険なひみつ道具として認知されているらしく、ドラえもんはのび太に道具の危険性を説明していた。
実際にスピンオフ漫画『ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編』では、この道具によって開発された「腐食菌」(金属を全て腐食してしまう細菌)が世界中に広がり、現代文明が崩壊して生活レベルが原始時代まで逆戻りしてしまっている。
作中ではドラ焼きを沢山食べたいと考えたドラえもんや、この道具を使って便利な菌を作りたいと考えたのび太によって、以下の細菌が作られた。
- ドラ焼きを空気にする菌
下らない菌だと消そうとしていたが、のび太が取っておいたため後述の「ドラや菌」を消滅させた。
- ノビジュースを作る菌
木の葉に混ぜると発酵し、香りも味も絶品のジュースができる。
- ドラや菌
その名の通りドラ焼きが出来るが、空気がある限り無限に大きくなり、最終的には地球を押し潰してしまう。
- 水からドラ焼きを合成する菌
ドラえもんが研究している菌。未だ成功しておらず、これまで388種作ったがろくな菌が無かったらしい。
- 変な菌
水田わさび版アニメオリジナルエピソード「突撃!ハクションバスターズ」に登場。
ドラえもんがドラ焼きを生み出す菌を開発する過程で生み出してしまった菌。これを摂取してしまったドラえもんは体色が赤くなる等の異常が発生してしまった。
1度作った細菌を消したい場合は専用のライト型ひみつ道具を使用することで滅菌出来る。この道具の名称は原作では不明だったが、『ドラえもんのひみつ道具使い方事典2』では「ハザードランプ」、水田版アニメでは「殺菌ライト」という名称が付けられている。