概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC15巻収録「人生やりなおし機」。
記憶や知力、体力等を保持したままで過去の時代(自分が幼かった頃等)に戻ることが出来るひみつ道具。通常のタイムマシンとは違い、この道具は時間を移動するのではなく周囲の状況を当時の状態まで巻き戻し、使用者の身体も当時の状態まで巻き戻す効果となっている(実際に時間を移動しているのか、それとも時間を巻き戻しているのかは作中で明言されていない為不明)。
また、のび太はこの道具を使用して自分が幼い頃に戻ったのだが、ドラえもんが当時ののび太の前に現れて「もう気が済んだでしょ?そろそろ元の時代に戻ろう」と言っていることから、この道具の使用者だけでなく持ち主の記憶も保持されていると考えることが出来る。
『アメトーク』で調査したところ、大人世代が欲しいひみつ道具で見事ベスト4位に入っている。
のび太が幼児化したストーリー
- 人生やりなおし機
ママは4歳になるお客様の子供ばかりを誉めて、自分を全然誉めてくれないと怒るのび太。能力が今のままで子供に戻りたいと言う彼にドラえもんは「人生やりなおし機」を取り出した。
- 人生やり直し計画(大山のぶ代版アニメオリジナルエピソード)
幼稚園の頃にジャイアンとスネ夫にいじめられたので、歴史を変えようと考えたのび太の為にドラえもんは「人生やりなおし機」(原作とデザインが異なっている)を取り出し、のび太を幼稚園児の頃の姿に変身させてタイムマシンで過去に戻った。
このエピソードにおける人生やりなおし機は、記憶や知力、体力を保持したままで使用者の肉体を当時の状態に戻すという点は原作エピソードと同じだが、その後はタイムマシンで過去の時代に向かっていることから、実際にはタイムふろしきに近い効果と考えることが出来る。
余談
『藤子・F・不二雄大全集第一期全巻予約特典~Fノート』には『「ドラえもん/人生やりなおし機」未使用原稿(『小学四年生』1977年4月号)』が存在する。