くすぐり
くすぐり
概要
くすぐり(擽り)とは皮膚表面を撫でたり触ったりして他にも様々な道具で刺激を与え、相手を強制的に笑わせること。武術ともいえ、子供のじゃれ合いからいたずら、拷問にまで使われる。pixivイラストでも成人向けとそうでないものと幅が広い。コチョコチョ遊びレベルの微笑ましい光景なら全然普通の光景だし、もちろん精神崩壊するまでくすぐれば当然AV対象にもなる。
くすぐる目的としては様々な理由があるが、笑う時の反応が可愛いからという理由が最も健全な言い方。特に海外では子供達のコミュニケーションやスキンシップとしてもくすぐりはよく行われる。
人間の身体には動脈が皮膚に近いところを通っている部位があり、こうした部分は万一怪我をすると多量の出血を伴いかねない「危険部位」とされている。その為、神経などの触覚も近くに存在し、付近には不快な物を追い払いたいという自律神経が働き、敏感に反応するように出来ている。
小脳では危険部位への刺激に対する予測と、それに対する感覚の制御を行っており。自分でそうした部位を刺激してみても、予測どおりなので小脳が感覚を制御するため違和感が生じないが他人にくすぐられると小脳は自分の意思ではない刺激を予測することができないので、感覚の情報が処理し切れずに脳は混乱状態に陥る。その不快な感覚が「くすぐったい」という感覚であり錯覚された状態から逃れようとする自律神経の過剰反応が「笑い」にあたる。
そもそもなぜ「くすぐり」というのか
元々は「こそばゆい」が起源。
19世紀頃「こそばゆい」が、やがて「くすぐったい」と日本全体的に呼ばれるようになった。
人間の弱点
そもそも人間の身体は犬や猫などの動物に比べ、外気の防衛の為の毛が多い方ではないので薄い皮膚と神経が直接リンクしてる事から敏感な部分が多い。個人差にもよるが、大まかな弱点は普段、他人には触れる事がないような部分が多い。勿論、個人差もある。
首
頭部と繋がっている部分は、言うまでもなく生命に大事な管が通っている為、ここも人間の力では鍛えられないところなので、弱点になる人が多い。よく自律神経の影響で触られると首を引っ込める人が多いが実際は逆効果である。
足の裏
下半身の代表というべき部分。まず人間の手足は、熱さや冷たさなどの感覚を瞬時に感じる為に、元々感覚は敏感に出来ているモノで皮膚全体が弱い部類に入る。中でも足は、大昔と違い足袋や靴などの履物の使用が主流になってから手と比べ比較的皮膚は薄くなっている。しかも普段、他人に触れられる機会はそうそうない為、触られるだけでくすぐったくなる人も多い。相手が素足で横になっている際には一度はやりたくなったりするだろう。フェチな人も多い部分な為か、くすぐり系のDVDや同人誌、二次創作などではくすぐられる側の最大の弱点である事が多く、笑いの起爆として設定される事が多い。
脇腹
よくイタズラなどで相手の脇腹を不意打ちでつついたりする人も多いだろう。この部分も非常に弱い人もおり、身体の中では最も不意打ちにくすぐりやすい場所ともいえる。特にくびれている人ほど弱い傾向があるらしい。
ふともも
特に比較的肌がスベスベな女性に多く見られる。健全な言い方をすれば他人に触れられるのはかなり限定的なので、かなり敏感になっている模様。
シチュエーションなど
この時の拘束によってくすぐり感が変わってくる。
くすぐったくて逃げたくても逃げれない環境で、長時間くすぐられると拷問である。
いたずらの度を超えたものはSMと呼べるものとなる。
機械で
人間にはない疲労感…。
無機質で小さめのマジックハンドは相手が拘束状態からくすぐりが始まり、後に相手が笑い続け呼吸困難な状況でも止める事は微塵もなく、ひたすら弱点を責め続けられ限界が来たとき笑いながら失禁をしてそのまま意識が飛ぶという二次元のお話…。
だが本当に恐ろしいのはくすぐってくるのは機械ということ。
人工知能なんてそんなものはない。
意識朦朧としてるなか身体を触られてる感覚に目覚める…。
刹那その行為が瞬時にくすぐったくなってくる…。
当然笑い悶絶する。
その時延々とくすぐられる恐怖の叫び声が木霊する…。
触手によるくすぐり
コレは機械と違って考えて責めてくる。
いろんな箇所を這いずりまわり身体のくすぐったい敏感なトコで反応を起こしてしまうと、
そこを確かめるべく何度か執拗に撫で回してくる。
触手はくすぐるだけでなく当然みんなの局部も責めてくる。
コレだけは避けて通れない箇所…。
男女とも秘部は意思とは関係なく反応してしまう。
だが触手も機械みたいに考えを持たないような責めでくすぐってくる。
あくまで拷問目的で作られ稼動したりする機械とは違い、くすぐることで分泌される体液を餌にするのが目的である等触手ならではの理由も多い。
相手が限界でも止める事はなく何度も執拗に責め続け止めることはなかったと思う。
落語における擽り(くすぐり)
落語業界では本来の意味とは全く違う意味で用いられ、落語家が噺(はなし)の中に客を笑わせるために所々に散りばめるギャグ要素の事をいう。
実際は・・・?
よくR-18系の同人誌や小説、ゲームなどでは上記のように相手を拘束させ、様々な方法で拷問のように何時間も何日もくすぐって笑わせて精神を崩壊させたり、危ない状態にされることが多いらしいが、現実では個人差はあるものの人間が強烈なくすぐったさを感じるのはおよそ5分〜20分くらいと意外と短い。これは、時間が経つにつれこの刺激が危険なものではないと認識し始め、次第にくすぐったさを感じなくなるメカリズムらしい。(というかくすぐる方もそんな連続で長い時間やってたら流石に体力が持たなくなるだろうが)中にはその刺激が快感というように認識し始め何かに目覚めちゃう人もいるらしいが・・・。ただし、触覚・感覚と密接にリンクしている視覚などの状態(目隠しなど)やくすぐる方のテクニックなどによって「くすぐったさを感じる時間」は大きく異なる。
なので、今後リアリティのあるくすぐり系の作品を作る際には「くすぐったさに慣れさせない為の一工夫」が必要になってくるようだ。