概要
動脈とは、心臓から体細胞に向け血液を運搬する血管である。皮膚に浮かぶ血管は「静脈」であり、動脈はもっと深い部分に存在する。
心臓の左心室から伸びている最も太い動脈を大動脈と呼び、それから別れた動脈は肺から吸収された酸素を含んだ赤血球を多く含有しているため、静脈血(かすり傷などで流れる血)よりもずっと赤い。ただし、右心室から肺へ流出する「肺動脈」のみ、全身の細胞から集められた二酸化炭素を含んでいるため静脈血が流れている。
動脈には逆流を防ぐための弁が無いのも特徴。動脈血は静脈より流れが速く、動脈が切られると大量出血で命に係わる。
転じて高速道路網・鉄道網、航空路線に海路といった、物流輸送網や
プロバイダなどネットワークインフラ、更にキャッシュフロー(経済活動)などを指すこともある。