豆銑礼
まめずくらい
え~と どや...
概要
東方憲助専属の植物栽培師。読みは礼(レイ)ではなく礼(ライ)。31歳。
冬場以外はスキーリフトの上で暮らす(冬場はスキー場になって客が来る為、別荘で生活する。リフトの下には彼の果樹園がある)。生存率を求めることが得意。
これまでにいくつもの珍しい植物の栽培に成功してきた優秀な人物で、憲助から篤い信頼を寄せられている。豆銑もまた憲助には頭が上がらないようで、後ろ盾に憲助がいなければ定助に協力する気はさらさら無かったようだ。
料理がうまく、彼の作ったロマノフを食べて定助が涙するほど。
康穂もまた彼を「いい人」だと絶賛していたが、適当に流していた。
性格
実際のところは「何かを成すためなら多少の犠牲を厭わない」考えの持ち主で、高品質のイチゴを作り上げるために他のイチゴを害虫や病気を集めさせる囮に仕立て上げたり、敵の正体を見破るために康穂をリフトから叩き落とすことも平然とする。
そのため定助からは「どうかしている」と嫌悪感を剥き出しにされていた。
が、実際は必要があれば自ら死地に赴くことも辞さない覚悟の持ち主である。アーバン・ゲリラとの戦いでは負傷しながらも定助とのコンビネーションで見事に勝利し、プアー・トムとの戦いでは危険を承知でロカカカの枝を取りに向かった。戦闘に敗れ死亡したかに思われたが、能力を用いて肉体を解体していたことで無事生還を果たす。その際は定助から「生きていてよかった……」と心の底から安堵された。
もともと気難しく人間嫌いで、幼少時の両親の果樹園経営失敗によって自身の運命を呪うこととなった(同業者たちの妨害によるものだった)のだが、自立して17歳の時に彼が育てたイチゴが東方フルーツパーラーで売れたのを皮切りに東方家の専属栽培師として生きることにした。以後は憲助のためだけに栽培を始めた。
作中での活躍
接ぎ木されたロカカカの枝を探す定助は、憲助の紹介で彼に会いに行くが、その途中でドロミテに遭遇。何とか切り抜ける事に成功し、乗ったバスの中でまさかの出会いを果たす。
その後、接近するアーバン・ゲリラとドレミファソラティ・ドの影に気付き、共に戦闘を開始する。
アーバン・ゲリラ戦では彼の先制攻撃により左手を負傷、切り落とすも定助や康穂との共闘で撃破。その翌日、東方家果樹園に向かい新ロカカカの枝を確認、あらかじめ持ち出しておいた虫を目印として枝にとりつける。しかし常敏がセットしたオゾン・ベイビーの無差別攻撃に遭う。定助と共に奮闘するも枝は駆けつけた救急車の隊員によって持ち去られてしまう(実際は常敏が所持)。翌日、改めて東方家を訪問し現状を報告する。これは果樹園に火を放った人物を特定するためのもので、不審な態度を見せた常敏が犯人だと確信した。
同日、定助と共に救急車を負って消防署からTG大大学病院に向かい、羽伴毅を撃破。実験ラボにあったロカカカをすべて破壊し、このラボに出入りしていた明負悟が枝を持ち去ったとして調査を開始する。
数日後、定助らと病院を訪れたところ明負と遭遇、追跡するも謎のスタンド能力により追いつくことができず一旦引き下がる。またこの際病院の敷地内で起こった患者の変死事件の犯人として定助と共に追われる身となった。
その後、定助と共に明負に近づく機会を伺うもまたも謎のスタンドの妨害にあい、定助は負傷して病院に搬送されたが豆銑は警察に捕まり、留置所に送られた。