エリザベート・バートリー(Fate)
えりざべーとばーとりー
プロフィール
嫌いなもの
ランサー | 脱走、反逆、口答え |
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ハロウィン | オクトパス |
ブレイブ | 剣からビームを出す武器、ランサーのくせに馬に乗ってるヤツ、キャスターのくせに殴りかかってくるヤツ |
カーミラ | 自分自身(特に若い頃の) |
カーミラ(水着) | 一般市民を言い訳にして身なりがだらしなかったり、不潔だったりする者 |
概要
Fateシリーズに登場するサーヴァント。
月の聖杯戦争にて召喚されたランサー(Fate/EXTRA-CCC)の真名。
ランサーの他にバーサーカーの適性を持つ。またFGOのイベントではキャスター、セイバーにクラスチェンジしてバリエーションを増やしている。
カーミラはエリザベートの血の伯爵夫人としての側面が強調された姿。
竜種の血を引く少女時代の姿、無辜の怪物で吸血鬼と化した大人の姿と対になっている。
能力
ステータス
スキル
クラススキル
- 陣地作成
陣地作成(B) | 監獄城を作り上げ、少女たちを監禁し、血液を摂取する。本来はキャスターのクラスの能力だが、生前の経歴から特例獲得してる。 |
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陣地作成(B) | キャスタークラスのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作る能力。聖杯の力があったとはいえ、監獄城チェイテを享楽城に作り変えたデザイン力は驚嘆に値する。 |
陣地作成(C) | 自らに有利な陣地な陣地「工房」を作成可能。本来はキャスターのクラススキルだが、エリザの場合は自前で持っていた固有スキルをそのまま引き継いだ形である。野営地を作る才能に特化しており、迅速なテント設置スキルはまさにリーダーの証。 |
- その他
対魔力(A) | 実は本当に竜の血が混ざっていた。本人も気づいていなかったスキルで、その力はアルトリア(セイバー)に匹敵する。(ブレイブ版)どのような大魔術であろうと、Aランク以下の魔術は無効化する。勇者たるもの、これくらいは。 |
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狂化(E-) | 凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。……が、彼女は理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。筋力と耐久がより"痛みを知らない"状態になっただけである。 |
道具作成(A) | キャスタークラスのクラススキル。魔力により様々な道具を作り上げる能力。ヴラド三世やタマモキャットの協力があったとはいえ、大量のパーティー用品を作り上げた生産力は称賛に値する。あとは歌のセンスさえあれば…… |
気配遮断 | アサシンのクラススキル。アサシンに在るまじき気配遮断の低さ。サーヴァントであれば立ち所に気配を察知するレベル。領土が広大であったが故に、彼女の殺人は長らく発覚しなかった。通常時はD、水着時はB。 |
単独行動(A) | マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。本来はアーチャーのクラススキルだが、怪盗は一人で犯行に及ぶものだからなのか持ち合わせている。 |
保有スキル
- 無辜の怪物
無辜の怪物(A) | 生前の行いから生じたイメージにより過去の在り方をねじ曲げられ、能力・姿が変容してしまうスキル。彼女の場合は竜の混血として魔人化している。竜にはそれぞれ属性を生かした息吹があり、彼女のドラゴンブレスは超音波に属する。 |
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無辜の怪物(EX) | 本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。聖杯の力でフェスタの主催者となったエリザベートは、もはやハロウィンそのものと言っても過言ではない。たぶん。 |
- その他
拷問技術(A) | 卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。エリザベートの場合、対女性でさらにダメージ補正があがる。カーミラの場合、スキルは同等のランクではあるが、若年の頃より遥かに経験を積んでいる。 |
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戦闘続行(B) | 窮地における生命力の強さ。瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる……スキルなのだが、このサーヴァントの場合は、"何度負けても懲りずに現れる"能力となっている。「戦闘続行だから何度出てきても恥ずかしくないのよ!」とは本人の弁。 |
カリスマ(C)→嗜虐のカリスマ(A) | 支配段級としての威圧を示す。特殊な伝承補佐により、女性に対してはワンランクアップする。男性に対しては妙に清潔なところがあり、器具越しに触ることは大好きだが、直接触れることは滅多にない。 |
精神異常(A) | 精神を病んでいる。通常のバーサーカーに付加された狂化ではない。他人の痛みを感じず、周囲の空気を読めなくなっている。精神的なスーパーアーマー能力。 |
頭痛持ち(?) | 慢性的な頭痛持ちを示すデメリットスキル。詳細は不明。赤セイバーのものと同様であれば、精神系スキルの成功率を著しく低下させる。一説によると、生前からたいへんな頭痛持ちであった彼女は、他人を虐待しているときだけ頭痛から解放されたとも言われている。 |
吸血(C) | 血を浴びることによる体力吸収&回復。思い込みに近いが、原理は不明だが彼女の肌は確かに若返っていた。 |
固有スキル
竜の息吹(E) | 最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。スキル『無辜の怪物』でドラゴン化しているものの、どこか無理をしているのか威力は低い。 |
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魔力放出(かぼちゃ)(A) | 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。ハロウィンエリザの武器や魔術にはカボチャの精が宿っており、祭りの喧噪がある場であれば一流の魔力放出と同じ効果を発揮する。しかしそのカボチャの精もエリザベートの魔力があって初めて実体化するもの。カボチャが先か、エリザベートが先か。 |
出演続行(A) | 戦闘続行が変化したスキル。主役として復活するため、クリティカル・スターがついてまわる。 |
ダブルクラス(E) | ランサーとキャスターが合体したことにより生まれた驚異の変異体であること。とはいえ、特にこれといった恩恵はない。 |
勇者大原則(EX) | 一つ、勇者は無敵でなくてはならない。一つ、勇者はハイテンションでなくてはならない。一つ、勇者は大抵の落とし物を自由に使っていい。……等々、十の原則があるという。スキル的には『1ターン中無敵&NP増加量UP』という、活劇漫画における主人公逆転への前振りのようなもの。 |
魔力放出(勇気)(D) | 魔力放出には珍しい内向型。Busterカード性能に加え、防御もアップする。微妙に嬉しくない。 |
真紅の勇者伝説(EX) | 劇場版でのみ使われるという勇者最大の奥義にして超・特権。 大量の勇者力を消費して超パワーアップする、タマモちゃんサマーの「女神変生」と同タイプの超バフ。だが「NP100%消費」という特大の使用条件を要しながらランダム要素があるというバクチ技。いわゆるパルプンテである。 |
鮮血の湯浴み(A) | 詳細不明。その名の通り、ブラッドバスに浸かっていたとされる逸話が具現化したものだと思われる。 |
ファム・ファタール(偽)(A) | 彼女の狙うターゲットの近辺に、ごく自然に潜り込む事を可能とするスキル。これは盗みに必要な事前調査の腕前を示すものであり、分析、諜報、フェロモン、変装術、隠密行動などの複合スキルである。彼女は盗みのために近付いた人間(異性も同性も)を自然に恋に落とす属性を持っている。だが、それは怪盗が獲物を盗み取るまでの間にのみ存在する幻。たとえその愛がどれだけかけがえのなく、相性のよく、心地良いものに見えたとしても、けっして成就することはない。どれだけ相手が望もうとも。そして―――彼女自身が、そう望んだとしても。 |
怪盗の予告状(A) | 謎の女怪盗『ミストレスC』が犯行の前に送りつける大胆不敵なメッセージカード。意匠化された犬のような絵が描かれている。「(犯行予定日時)、○○をいただきにまいります」などと書かれており、その文章が裏切られる事はない。この予告状という行為には独特のエクスタシー……もとい、カタルシスのようなものがあるらしく、味をしめると事あるごとに会話にカード投げを混ぜてくるので注意。 |
ミストレス・C(EX) | 水着セレブ・カーミラ夫人から謎の女怪盗『ミストレスC』に変貌するスキル。一般的にはその正体は誰にも知られていない。「その姿はあまりにも優美……あくまでも上品……そして、あからさまにセク・スィー……(嘆息)」ミストレスCはあらゆるハイテク機器に精通し、圧倒的なナイスバディを持ち、赤いスーパーカーを苦も無く乗りこなすドライビングテクニックを備え、そしてちょっとだけ拷問が得意なハイパーレディなのだ。盗みの際に人を殺すのはあまり好まない。別に正義の怪盗だからではなく、うっかり断末魔を聞いてしまうとウットリしてしまって仕事の集中の妨げになるからである。 |
竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)
- ランク:D
- 種別:対人宝具
- レンジ:3~30
- 最大捕捉:500人
ハンガリーに古くから伝わる天候の精霊にして、雷鳴のドラゴンの威風を宝具としてコンバートしたもの。
音と振動を増幅し、共鳴させることで風雨を呼ぶとされるが、本来の機能は、この宝具を持つ者の声に宿る特性を増幅させて相手の心を蝕んだり、声量・音量を9の9倍にまで増幅させて相手の体にダメージを与えたりすること。
鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)
- ランク:E-→E+
- 種別:対人宝具
- レンジ:3~60
- 最大捕捉:1000人
エリザベートがその生涯に渡り君臨した居城を召喚し、己を際立たせる舞台(ステージ)とする宝具。
詳しくは該当記事を参照。
鮮血特上魔嬢(バートリ・ハロウィン・エルジェーベト)
- ランク:E-
- 種別:対人宝具
- レンジ:3~60
- 最大捕捉:1000人
エリザベートがその生涯に渡り君臨した居城・監獄城チェイテを召喚し、己を際立たせる舞台(ステージ)とする宝具。一部、名前に変化はあるが内容は特に変化していない。次の鮮血魔嬢が期待される。
鮮血竜巻魔嬢(バートリー・ブレイブ・エルジェーベト)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:10~30
- 最大補足:1人
『鮮血魔嬢』のセイバー版。
相手をその嵐の如き勇者力で封印し、その隙に全力の高速回転突きで激突、相手を爆発させる禁断の剣技。
もちろん勇者力とはエリザベートのソニックブレスによるもの。エリザベートの超音波によって心身共にスタンした相手に放たれる超雷鳴スクリュー斬りは奴隷獣すら粉砕する。
幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- 射程:1
- 捕捉:1人
カーミラが使用したと言われる有名な拷問器具。
……であるが長年に渡る調査の結果、実在しないと考えられている。
ゆえに幻想。在り得ざる空想の拷問器具、「アイアンメイデン」。
カーミラの頭上を浮遊し、捕捉対象と冷たい死の抱擁を交わし、その血を一滴も残さず絞り上げる。
体力と攻撃の併用。カーミラが処女の血を好んだ逸話から、特に女性に対して強い攻撃補正が掛かる。
夜闇を駆ける鉄処女(テスタロッサ・メイデン)
- ランク:B
- 種別:対人~対軍宝具
- レンジ:3~100
- 最大補足:1~500人
彼女の所持する『鋼鉄の処女』を改造した赤い高級スポーツカーに飛び乗り、セレブらしい優雅さで轢き殺す突進攻撃。
つまり水着カーミラにとってはこの車こそが『鋼鉄の処女』なのである。
『テスタロッサ』とはイタリア語で『赤い頭』を意味する言葉であり、実在のスポーツカーとは関係がない。多分。少女時代の自分の異名であった『赤ランサー』にも掛けているのだろう。
元々、その拷問器具は『持ち物』ではなく『幻想』だったので、形状が変わったとしても意味は変わらない。
彼女の自由に扱える幻想のかたちを少しアレンジしてみたというだけのこと。
「好みの処女の顔を恐怖で歪ませるもの」「悲鳴を上げさせるもの」「一度乗れば(入れば)逃げられないもの」……といった部分はそのままだとも言える。
どれだけセレブで美しい貴婦人にパーティーで誘われようが、若き女よ、軽々にその車に乗ってはならない。
心も体も盗まれて、二度と降りることができなくなるぞ―――
そんな新しい怪談が生まれつつあるとかないとか。