概要
ロックマンXシリーズにおいて登場。ゼロの体の配色が赤色から黒色に変化している。
設定としてはロックマンX5の作中においてライト博士に「眠っているパワーを解放できそうだ」と言われたことから、潜在能力の一つである可能性もある。
デザインや出自など厳密には別物だが、"黒いゼロ"として初めてゲームに登場したロックマンX2のコピーゼロが含まれることも多い。
なお、配色はすべて一緒という訳ではなくゲーム中のドットやポリゴン、公式イラストやフィギュア等を見比べると微妙に異なっていることが分かる。
X2でのブラックゼロ
カウンターハンターの三人(アジール/サーゲス/バイオレン)を各八大ボスステージ内にある“隠し部屋”で倒し、ゼロのヘッド・ボディー・フッドパーツすべてを手に入れた状態でラストステージに到着すると、シグマが「新たなパートナー」と称して連れてくる。いわゆるコピー体であり、本物のゼロではない。
しかし直後にケイン博士によって復活を果たしたオリジナルが、画面外からのチャージショットとゼットセイバーの斬撃波で木端微塵にし、そのまま退場となった。
実力は不明だったが、モバイルアプリ版ではクリア後にマグネ・ヒャクレッガーステージの隠し部屋に隠しボスとして登場する。ボス性能はパーツを集めきれなかった場合に戦う洗脳されたオリジナルと同じ戦法(ゼロバスター/ゼットセイバー/地砕き・火柱攻撃/突進)を取る。
X4でのブラックゼロ
黒いカラーリングのゼロ。隠し要素として、プレイヤー選択画面であるコマンドを入力することで使用することができる。
なお、通常のゼロとの性能面での差は無く、ムービー中やダッシュ時の残像は赤いままである。
X5、X6でのブラックゼロ
強化パーツであるショックアブソーバー・ショットイレイザー・ウィルスバスター(X5)・セイバープラス(X6)の能力が備わっている。また、ダッシュした際の残像やセイバーの色も専用のもの(紫色)に変更される。
あるコマンドをキャラ選択の際に入力する(X5、X6)か、零空間ステージ3 ~覚醒~に隠されたカプセルにゼロで入ると入手可能(X5)。
X7では…
残念ながらアルティメットアーマー共々実像されず、使用できない。隠し要素を求めていたファンから不評を買った。
X8でのブラックゼロ
名称は「???(アンノウンゼロ)」。
あるコマンドをタイトル画面で入力するか、2週目以降でゼロの強化率を100%にすると使えるようになる、ゼロの隠しスタイル。
攻撃力が大幅に上昇する、ダッシュの距離が長くなる、歩く速度が早くなるなどと利点は多いが、X5、X6とは違い、防御力が半分に減少する。
コマンドミッションでのブラックゼロ
コマンドミッションのシステム「ハイパーモード」をゼロが使用するとこの姿になる。
名前もそのまま「ブラックゼロ」であり、カラーも従来の隠しとほぼ同じ。
防御力はほぼそのままで、活動限界も短いが、パワーとスピードが上昇する攻撃特化形態。
ブラックゼロの能力
ショックアブソーバー
ダメージを半減し、ノックバック(仰け反り)を防ぐ。
ウィルスバスター
X5のみ。シグマウィルス、ゼロウィルスを攻撃で掻き消せるようになる。
ショットイレイザー
エネルギー弾を攻撃によって掻き消せるようになる。
元はロックマンX4の必殺技・天空覇(てんくうは)である。
セイバープラス
ゼットセイバーの攻撃力が上昇する。但し、必殺技の攻撃力は上昇しない。
- 防御力が上がる。
- 必殺技の使用エネルギーを軽減。
- ゼットセイバーの威力が上がる。
- 歩行スピードが上がる。
- 必殺技の威力が上がる。
等
出現コマンド
X4/PS:「R1を押しながら、右6回入力し、×ボタンを押しながら決定。」
X4/SS:「Rを押しながら、右6回入力し、×ボタンを押しながら決定。」
X5:「下2回、上9回」の順に入力。
X6:「L1を3回、R2を1回」の順に入力。
X8:「L1を2回、R1を2回、L1を4回」の順に入力。※Windows版ではこのコマンドは使えない
名称
「ブラックゼロ」の他に
・黒ゼロ(通称)
・ブラックバージョン(メガアーマー)
・シグマゼロ(コミックボンボン)
・真蒼のブラックゼロ(Xover)
・深紅のブラックゼロ(Xover)
等といった表記もある。