誘導分岐
- ボトムズの青の騎士(ブルーナイト)→装甲騎兵ボトムズ外伝「青の騎士ベルゼルガ物語」を参照。
- ジュエルペットきら☆デコッ!の青騎士→尾崎青騎士を参照。
- 六畳間の侵略者!?の青騎士→里見孝太郎を参照。
鉄腕アトムの青騎士
鉄腕アトムの1エピソード。ロボットのみによる独立国の建国を叫び、人間とロボットの激しい対立を引き起こす『青騎士』なるロボットにアトムが同調していくというストーリー。
「アトム」の中でも極めて問題意識の高いエピソードであり、現在「ケロケロエース」誌上で姫川明によるリメイク連載がなされている。なおこの手のエピソードでは恒例のことだが、天馬博士が非常に重要な役回りで登場している。
漫画原作とその後に作られたアニメやそのリメイク等、それぞれに青騎士の設定が異なるが、基本的に青騎士の本名がブルボンという所だけは共通する。
この「青騎士」編が作られた背景には当時の社会風潮が深く関係している。
当時は左翼闘争や学生運動が盛んになっていた時期であり、既存の正義や道徳を軽蔑する風潮が蔓延していたため、それらをテーマにしていたアトムは人気に陰りが見え始めていたのである。そこで時流に合わせて作り出されたのが「青騎士」編だったのだが、それまでのアトム像からかけ離れた展開に読者が離れてしまい、結果的に鉄腕アトムという作品にトドメを刺すことになってしまった。
手塚氏にとっても悔いの残る内容ではあったものの、「差別や迫害に対する弱者の蜂起」というテーマはしっかりと描かれているためか単体のエピソードとしては完成度が高い。
関連タグ
ブラウ1589 「PLUTO」に登場する『世界で初めて人間を殺害したロボット』外見が鉄腕アトムに登場した青騎士の内部基礎フレームに酷似していると同時に、槍を主兵装とすることや、1589年がフランスのブルボン王朝の成立年である等、青騎士をイメージさせる。
マグニートー 主な活動目的が「差別や迫害に対するミュータントの蜂起」で、青騎士と似ている。
FSSの青騎士
ファイブスター物語に登場するウモスのモーターヘッド。でも青くない。1.の鉄腕アトムの青騎士のオマージュとも言うべき立派な二本の角を持つ。作中ではパイドパイパー騎士団が借りて使っていた物のみ登場。傑作機であったが、ケルシャー大佐機が一撃で突き倒されるなどかなりあっけなくやられている。