概要
シンフォギアに登場する自動人形の総称で、現時点でキャロル・マールス・ディーンハイムが制作した四体の自動人形とパヴァリア光明結社の所持する物に分かれる。
キャロルに仕える彼女たちの姿は姫を守る四人の騎士にも例えられ、「終末の四騎士(ナイトクォーターズ)」とも呼称される。
キャロル製作のオートスコアラー
特徴
各個体の名称には属性や特性を示唆するキーワードが含まれており、キャロルは彼女達を機能性を最優先に設計した事が伺える。
またキャロルの精神構造の一部をベースにそれぞれのAIをデザインしているため、自動人形でありながら人間のような豊かな感情表現を見せている。
稼働に際しては錬金術共通のパワーソースである「想い出」を消費する事によって稼働し、全員が優れた身体能力を持つ。
戦場に於いてはそれぞれに備えられた属性と哲学兵装によって凄まじい戦闘能力を発揮し、これによってシンフォギア装者と互角以上の戦闘を展開する。その戦闘能力たるや、風鳴翼や雪音クリスをして「化け物」「人間離れというより人外そのもの」と言わしめる程。
またその性質上、人工物である為、対人を想定した武術等は彼女達への有効打にならない。
他にも錬金術を用いる事で「アルカ・ノイズ」の召還や空間転移を可能とし、自身が見聞し会得した「想い出」を蓄え戦闘力へ変換するのみならず、他者と口づけをすることで対象の粘液から「想い出」を強制的に搾取する能力も備えるが、この機能は個体毎のコンセプトによって差異が見られる。
キャロルの制作した機体はレイア、ファラ、ガリィ、ミカの四体のみ。
キャロルはトータルバランスに優れたレイアをベースとした「レイアの妹」と言える個体も生み出しているが、こちらはオートスコアラーをそれと定義する機能を備えていない員数外にあたる。
キャロルが長年計画していた世界解剖計画「万象黙示録」の為に暗躍し、シンフォギア装者のコンバーターを破壊し、変身不能に追い込んだが、エルフナインがもたらしたダインスレイフをコアとした新機能・イグナイトモジュールを搭載した強化型シンフォギアにより徐々に圧倒されていく。
しかし、「強化型シンフォギアの前に彼女達が敗北する事」こそがキャロルの計画に於いて必要なファクターであり、シンフォギア装者達が奏でるダインスレイフの呪われた旋律をその身に受け、チフォージュ・シャトーへと送る事がオートスコアラー達に与えられた役割であった(そのため、必然的に敗北する事が定められていた存在であるとも言える)。
余談
ナイトクォーターズの名はワイルドアームズに登場した魔族の幹部四人を指す言葉が語源となっている。
また、オートスコアラーの武器や攻撃方法は、トランプや小アルカナのスートに対応しており、それぞれに設定されたファミリーネームはアラブのトランプで用いられていたスートと一致する。
パヴァリア光明結社所有のオートスコアラー
詳細は個別記事へ→ティキ(シンフォギア)